イタリア生活

イタリア各地方の名物料理 トスカーナ フィレンツェ編

Toscana – Firenze – Fiorentina

日本でも各地方に伝統料理がある様にイタリアにもあります。ここで紹介するのはイタリアンの中でも世界的に最もポピュラーなトスカーナ料理です。

フンギポルチーニ (トスカーナ産)Funghi Porcini Toscani

イタリアの高級キノコ。(ポーランドが産地として有名らしい)イタリアではトスカーナ産のポルチーニが美味しいと言う事で有名です。人工栽培が出来ないので全て天然です。その為に限られた地域での成育。絶対数が減少している事から値段は高騰を続けています。秋のキノコの季節になると旬のポルチーニが店頭に並びますが、多くはポーランド産やクロアチア産でお目当てのトスカーナ産は高級食材店(レストランでは扱われています。)のみでの取り扱いとなっています。乾燥したポルチーニは一年中売っています。乾燥された物は香りが凝縮されており様々な料理で利用されます。個人的には、旬の時期の生を焼いたもの、天ぷらの様に揚げたものが大好きです。乾燥したポルチーニを使ったリゾットも見逃せません。

トリッパ Trippa alla Fiorentina

牛の第二胃袋(ハチノス)のトマト煮フィレンツェの伝統料理です。(ローマにも似たのがあります。ペコリーノロマーノのチーズを使用)綺麗に掃除されたハチノスがマーケットやスーパーで入手出来ます。(ミラノでは入手困難。食べる人が少ないんだと思います。トリッパの出来合いの缶詰はあります。)レシピは基本的には香草野菜とハチノスをトマトで煮込むだけです。各家庭やレストランで色々と工夫されて美味しいトリッパアッラフィオレンティーナがあります。フィレンツェでは屋台でランプレドットと言うモツ煮込みを挟んだパニーノと一緒に扱っているところもあります。レストランでは扱っていない場合も多いです。(家庭料理だからなのか?)

トスカーナ風 鶏レバーペースト Crostini di Fegato alla Toscana

トスカーナ料理の前菜です。鶏のレバーをベースにアンチョビ、白ワイン、香味野菜、オリーブオイル等を加えたペースト。これが実に旨い。フィレンツェではスーパー(お総菜売り場)でも買えます。小腹が空いた時などでもワインと一緒にこのレバパテで大満足。フィレンツェのスーパーESSELUNGAのも美味しいです。ベストはフィレンツェのレストラン(出来ればTrattoria Armando 数週間前の予約必須)で是非このクロスティーニフェガトをお試しあれ!

チンタセネーゼ豚 Cinta Senese シエナ トスカーナ イタリアの黒豚

イタリア シエナ(トスカーナ州の都市)地域に紀元前からいる黒豚。イタリアでは最高級の豚肉です。自然保護の観点から生産量を増やさないそうです。需要が高い(とても美味しい)事から値段も高騰しており普通の豚肉の8倍以上との事。生ハム、サラミ等 甘み旨味が凝縮されています。提供しているところがかなり少ないのでメニューにあったら是非お試しあれ。シエナ方面やキャンティーのワイナリー巡り方面のレストランでは扱っているところもあります。

パッパアルポモドーロ Pappa al Pomodoro

トスカーナの伝統的な家庭料理 トスカーナパンは塩分を使っていません。一日経過するとカチカチになります。それをトマトと香味野菜(ブイヨン)で煮込み、器に盛ってバジルとオリーブオイルをかけて出来上がり。これが実に旨い。

余談ですが、トスカーナパンが早くかたくなるのは、塩を使っていない為に生地が発酵しやすくなっており、焼いた後に急速に水分がなくなると言う事と他のパンの様に柔らかくする為のバターやオリーブオイルも使っていないからだそうです。塩分が全くないので料理のソースをつけながら食べるのに実に適しています。(故に、本場のトスカーナ料理は塩分強め<フィレンツェの街中はそうでもありませんが、郊外に行くとフィオレンティーナ向けなのか?塩分強めです>)

パンツァネッラ Panzanella

トスカーナ料理のプリモピアット。 パンのサラダ カチカチのトスカーナパンを水で戻し、フニャフニャになったところを水気を絞りそのパンを使用します。後は、好みの野菜と白又は赤ワインビネガー(個人的には赤ビネガーが好きです。ロゼのビネガーも美味しいですが、余り売っていません。)、オリーブオイル、塩、胡椒で味を整て出来上がり。要は、硬くなったパンの処理をサラダにしたって事ですね。でも、これが意外とサッパリしていて夏場の食欲のない時にはピッタリです。

リボリータ トスカーナ  Ribollita Tosccana

トスカーナの伝統的なスープ (日本的にはシチューになるのかも? 具が多いのはシチューで水分の多いのがスープ? 定義がないようです。)これもカチカチのパンを使います。野菜、豆、カチカチパンをコンソメで煮込んだものです。野菜は何でもよいわけですが、個人的には、イタリアの黒キャベツ(カーボロネロ)、ミニトマト、ズッキーニ、人参、セロリ、ニンニク、たまねぎ、コンソメ、塩、胡椒と白いんげん豆(豆類はなんでもOK、大きめがよいと思います。缶詰でも)出来上がりを器に盛ってオリーブオイルとパルメジャーノレジャーのかけて食べます。かなり野菜がくたくたで溶けるくらいまで煮込みます。

リボリータの冷凍が売っています。それを買ってきてミニトマトと豆の缶詰を入れて一緒に温めます。(豆が多い方が美味しい)オリーブオイルとチーズをかけて。味はレストランには敵いませんが、これでも結構旨いです。

余談ですが、昔は野菜嫌いでこのリボリータを始めて見た時は”これは一生食べる事がないものだな”なんて思いました。一度、体調を壊して野菜不足もありこのリボリータにチャレンジしてみたところ、”素晴らしくおいしい”のです。びっくりしました。それから定期的に食べています。

パッパデッレアルラグー Pappardelle al Ragu Cinghiale Toscano

トスカーナの名物パスタ きしめんの太い感じです。(食感は全く異なる)ラグーと言うのはパスタのソースです。トスカーナ産のパッパルデッレのパスタに肉類のラグーソースがよくあいます。個人的には赤ワインに漬け込んだイノシシ肉のトマト煮ラグーが大好きです。これはフィレンツェのレストランではよく見かけます。猪の他には、牛(キアニーナ牛等も)、ウサギでホワイトソースのラグーもあります。海沿いの街ではシーフードでのラグーもあります。若干細めのタリアテッレで食べるのがポピュラーではありますが、トスカーナではこのパッパルデッレでお試しを!

カッチュッコ Caciucco Toscano

トスカーナ料理と言うと一般的には肉料理が多いですが、トスカーナの西端は地中海。リボルノやビアレッジョと言う街があります。その辺りの名物料理がこのカッチュッコです。魚介類を香味野菜、トマト、赤ワインで煮たスープです。地中海の海沿いの街だと似た料理が幾つもありますね。作り方はそれぞれ違う様ですが、とてつもなく美味しいと言う点では同じです。焼いたパンをスープにつけると食欲を一層そそられます。ペペロンチーノを入れて辛くしたのも絶品。

Peposo Toscano ペポーゾ•アル •インプルネティーナ

トスカーナの伝統料理 牛肉の黒胡椒赤ワイン煮。脛肉等硬い肉を胡椒、にんにく、黒胡椒(粒状)トマト缶、トマトピューレ、赤ワイン、香草 で3~4時間じっくり煮込む。(邪道ですが、個人的には玉ねぎ1個入れます。甘みが出ます。)

Bistecca all Fiorentina Chianina ビステッカアッラフィオレンティーナ キアニーナ(キアニーナ牛使用)

ビステッカフィオレンティーナ 牛のT-boneステーキです。 世界中どこにでもある料理ですが、実は、フィレンツェが元祖なのです。伝統的にはキアニーナ牛(他のページで紹介していますが、トスカーナのとても大きな白い牛)を使用して味付けは塩と胡椒のみで炭火で焼き上げる。外側はカリっと仕上げ、中はレアな状態です。焼きかげんに対して何も言わないとレアな状態で持ってきます。ナイフを入れると結構血が滴ります。これが嫌な人はミディアムやミディアムレアーにしてくれと注文するべきです。場所に依っては中がかなり生の状態で持ってくるところもあります。当初、かなり抵抗がありましたが、今では、こちらからSANGUE(レア)にして下さいと念を押します(焼き過ぎもあります。焼き過ぎだと旨味が消えてしまいます)。フィレンツェでは多くのレストランでビステッカを提供していますが、キアニーナを使っているところは多くありません、理由はかなり高価になります。和牛よりは大分安いですが、ビステッカは2人前からで大体300g以上からとなります。<300gと言っても骨付きなので肉の部分は200以下。>従って、キアニーナ牛のビステッカを食べたいのであれば確認した方が良いです。(ホテルに聞けば教えてくれるはず)キアニーナ牛が一番美味しいのか?これも人に依ると思いますが、個人的はビステッカはキアニーナが一番だと思います。イタリア三大ブランド牛は、トスカーナのキアニーナ、 ピエモンテ州のファッソーネ牛、エミリアロマーニャ州のロマニョーラ牛の三品種です。レストランの中には肉を最も美味しい状態に熟成させて提供しているところもあります。(とんでもなく美味しいです。旨さが脳に確実に記憶されています。)ビステッカを食べたい、でも、多くの量は食べれない、そんな人は、軽い前菜だけを頼み、それとメインでビステッカを頼みましょう。秋ごろなら、サイドにポルチーニを焼いたものがお勧めです。(ポルチーニは季節があります。)

*フィレンツェだけではありませんが、イタリアはぼったくりが昔からあります。必ず、値段を確認してから注文しましょう。ビステッカの価格は、目方あたりでメニューに表示されています。2人前(二人の場合)で幾らかとかと言う風に聞いた方が良いです。肉の重さを測って請求されるので、300gとその時言っても多少の誤差はあります。(骨が大きく重いので500gでも肉は300g位になると思います。)

イタリアのパニーニの魅力Panino Imbottito 

allanticovinaio.comより イタリアで人気のあるパニーノチェーン 量を食べる若い人に人気

イタリアのファーストフードと言うとピザが有名ですが、パニーノと言うイタリア式サンドイッチもイタリアではよく食べられています。(パニーノ単数形、パニーニ複数形)何時食べるのか?決まっているわけではありませんが、大体、お昼休みが多いと思います。バールやパニーノ専門店(paninoteca)、食材店、スーパー内でも提供しているところもあります。バール等には出来合いの物も陳列されています。又、パニーノ専門店に行けばメニューがあるのでそこから選ぶ事も出来ます。しかし、自分好みのオリジナルパニーノに仕立てるのがやはり一番旨いです。

イタリアには様々なハム、チーズがあります、それとイタリアの旬な野菜、オリーブ、トマト、トリュフ(トリュフは高級食材屋に限られると思います。トリュフ風味の塩、オリーブ等は比較的安価なのでそれらを使用する場合が多いです。)、ジェノベーゼ、アンチョビ等を自分の好きな様に組み合わせて食べます。

店に依ってはパンの種類も豊富に揃えており、先ずはパンを選んで→ハム類又はアンチョビやサーモン→チーズ→トマトや野菜を選んで仕上げにオリーブオイル等をかけて出来上がり。こんな感じです。

パンは丸、四角、コッペパン風(但し硬い)平べったいもの(schiacciataスキアッチャータ オリーブオイル漬けと塩風味)、ライ麦、トスカーナパン(塩が入っていない)等 店に依っては大きなパンをスライス(英国スタイルのサンドイッチ風パン)してくれるところもあります。一般的には小さ目のパン又はスキアッチャータを選んでそれを半分に切ってその間に好きな具を入れます。量的に多くは欲しくない場合はパンやスキアッチャータのサイズを小さくしましょう。そうしないと、パンのサイズにあわせて中身を入れていくので大き目のパンであれば中身も相応に多きくされてしまいます。(小さなパンを選んでも全く問題ありません。)

ハム Prosciutto e salameは、美味しいものが色々あります。プロシュートクルード(生ハム)日本でもお馴染み高級品はパルマ産、サンダニエーレ等。プロシュートコット(加熱したハム 日本のロースハムやボンレスハム等)、モルタデッラ(mortadella)ボローニャソーセージ(イタリア ボローニャ特産で美味しい、ブレオザオラ(牛肉のハム、スペック(燻製ハム 個人的に大好き)ラルド(ラードをハム状にしたもの、燻製されていて香ばしい)他。サラミも種類豊富です、ミラノサラミ、ナポリサラミ、辛いものや胡椒の効いたものがあります。その他、イタリア版チャーシューのポルケッタやローストビーフもあります。(わからない時は現物を指ささして枚数を言う。3枚はトレッ、2枚はドゥエ等。イタリア語がわからなかった頃はそれで通じた)

チーズ Formaggio も好きなチーズを選べばパニーノ用のサイズにスライスしてくれます。ナチュラルチーズやプロセスチーズ、レアなチーズ、モッツアレラチーズ他から選べます。(わからない時はフォルマッジョって言って適当にガラス越しに現物チーズを指させばサイズをあわせてパニーノに入れてくれると思います。)

ハムや肉類が苦手な人には野菜とチーズでも。(焼野菜とパルメジャーノレジャーノ パンはライ麦)

パニーノ専門店 Paninoteca 自分オリジナルのパニーノをワインと一緒に楽しむ事が出来ます。(ハムやチーズ類とワインのみでもOK)この手の店は昼過ぎでも開いている場合が多いです。観光で昼時間を過ぎてしまった時でも開いているので安心です。(イタリアでは午後14時を過ぎるとレストランは閉まります。)この手の店は、小さな店が多いので混んでいて座れない場合もあります。そんな時は、テイクアウトで外で食べます。(食べ歩き)又は、ホテルに持ち帰って部屋で食べる。(ワインもボトルで売ってくれます。リーズナブルなワインが多いです。赤はロッソ、白はビアンコ ホテルで開けてもらいましょう。)

フィレンツェ名物 Lampredottoランプレドット 牛もつパニーノ 

フィレンツェ名物に牛もつがあります。Trippaトリッパは牛もつのトマト煮込み, これをパンに挟んで食べるのもありますが、ランプレドットはトマト、パセリ、セロリなどを塩コショウで煮込んだもの、仕上げの味付けにはサルサソースなどが使われる( wikipedia )。それをパンに挟むのがフィレンツェ名物パニーノです。モツが苦手な人はダメですが、臭いは香草等で抑え気味です。一度是非お試しあれ!(フィレンツェのホテルで聞けばどこで食べられるか教えてくれるはず)

シーフード専門店のパニーノ Pescaria pescaria.it

シーフードのファーストフードチェーン ミラノやローマ等に店舗があります。海老、たこ、サーモン、ツナ(まぐろ)等を特製ソースでパニーノに仕立ててあります。パニーノ以外にもシーフードフリット(魚介類の揚げ物 <ここではパニーノよりも個人的にはこれが一番かな>)等があります。シーフードのパニーノは珍しいので人気があります。店の昼はかなり混んでいます。(2023年当時)昼の時間(12時前か14時以降もオープンしていたと思いますが、事前に要確認。 <店は11時から>)なら比較的空いていると思います。

イタリアのバールBAR エスプレッソとアペルティーボ(ハッピーアワー)

スターバックスミラノ Starbucks Reserve Roastery Milano

イタリアにスターバックスは2023年12月現在で20店舗しかありません。ミラノでもこの旗艦店はDUOMO大教会に近いので観光客も多く賑わっています。しかし、その他のミラノにあるスターバックスはどこも比較的空いている時が多いです。何故か? 

イタリア人がスターバックスが嫌いと言う事ではなく、習慣の違いだと思います(例外の地域はあります)。スターバックスはテーブルで席についてコーヒー等を飲みながら寛ぐスタイルです。イタリアでは、コーヒーは立ち飲みが多いのです。BAR(喫茶店)に依ってはテーブルを殆ど置いていないところもあります。朝はカプチーノと甘いパン(ブリオッシュ等)を立ち飲み立ち食い、それ以降はエスプレッソ(カフェマッキャート、DECAFE<カフェイン抜き>)です。さっと飲んで、さっと立ち去る。そんなスタイルがイタリアのBAR(喫茶店)です。

イタリアでは、生活関連品に関しては政府が価格統制をしていますが、その中にBARでのコーヒー立ち飲み代金も含まれています。それ程にイタリア人にとってのBARでの立ち飲みコーヒーは生活と密着しているわけです。

どこの街でもよくある生活密着タイプのBARです。カウンターでエスプレッソを頂きます。 タバコ、収入印紙、公共交通のチケットやチャージ、宝くじ等も買えます。小さな街だとちょっとした集会所になっています。

観光客の多い街中のBARではテーブルを用意してあります。そういったところでは席についてゆっくりとコーヒーやお好きな飲み物を頂く事が出来ます。しかし、席に着いた場合のコーヒーの値段は、政府の価格統制とは関係なくなります。つまり、高い値段を覚悟しなければなりません。(中心地を外れていれば席についても値段が同じ場合は多いです。)それでも、その景色の中でゆっくり出来る事に価値観を考えれば高くないとも思えます。(観光旅行)ただ、イタリア人向けではありませんね。

イタリア人は席についてゆっくり話をする事がないのか? 日本の様な喫茶店の利用は馴染まないと思います。しかし、仕事が終わった夕方からBARも変わります。どう変わるのか? 

Barは、朝早くからスタートして夕方には閉めるタイプと朝から夜中までやっているタイプとあります。

どちらも昼は簡単な昼食を提供しています。小さなバールだとパニーニ(イタリアのサンドイッチ)、テーブルなどあるところではプリモ(パスタ、リゾット、サラダ類)とセコンド(肉料理や魚料理)を提供しているところもあります。レストランよりも価格的にはリーズナブルなところが多くかなり混みます。

APERTIVO-ハッピーアワー

ミラノのアペルティーボ ハッピーアワーは1ドリンクにつまみがつきます。

BARのハッピーアワー(APERTIVO)と言うのがあります。大体、BARに依りますが、大体夕方の5時位から始まります。コーヒーや紅茶を飲むのではありません。アルコール類1杯に色々なおつまみがつきます。(ソフトドリンクではおつまみが付かない場合もあります。)以前は10€でしたが、近頃は12~15€と大分値上がりしています(有名ホテルの中のAPERTIVOは更に値段が高いですが、お洒落で感度がとても良いので一度トライしてください)。

それでも、場所に依っては結構良いおつまみがついています。夕飯を食べないでお腹一杯になってしまうかもしれません。夕方の6時位からぽつぽつお客さんが入りだして8時頃は大分混んでいます。ハッピーアワーは大体8時位で食べ物がなくなるところもあります。それでも、週末等は時間が遅くなるにつれてどんどんお客さんは増えて行きます。やがて、BARの中や外だけではなく通りも立ち飲みのお客で賑わいます。この手のBARは夜中まで開いています。週末は、その後、クラブへと人は流れます。

イタリアに来たなら是非一度はBARのAPERTIVO ハッピーアワーを体験してみてください。

日本の和牛とイタリアのキアニーナ牛 白い牛と黒い牛。

Tボーンステーキ ビステッカ フィオレンティーナ BISTECCA FIORENTINA CHIANINA IGP
キアニーナ牛 wikipediaより

イタリアの食事ー3でも重なるところがありますが、日本の黒毛和牛と対照と言う内容で記載させて頂きます。

イタリアでは美味しい牛肉は白い牛なんですよね。日本の黒毛和牛も日本の各地域にいますが、イタリアの白い牛も少しずつ種類は異なる様ですが、幾つかの地域に分かれて飼育されています。

その中で最も有名な牛肉でキアニーナ牛と言う牛がいます。牛の色は白く日本の和牛の黒と対照的です。フィレンツェのあるトスカーナ州の牛です。このキアニーナ牛は、ステーキにすると実に美味しくTボーンステーキは、イタリア料理のメインディッシュの王道としても世界的に有名です。古代ローマの前の古代エトルリア時代から飼育されていたとの事です。キアニーナ牛の肉質は、脂肪が少なく、軟らかく、タンパク質が豊富で、コレステロール値が低い。(一般的な牛肉のコレステロール値は25%であるが、キアニーナ牛は5%以下である。)

フィレンツェにある多くのレストランにはビステッカ フィオレンティーナ(フィレンツェのTボーンステーキ)がメニューにあります。観光客は、フィレンツェでビステッカを食べるのを楽しみしています。但し、本物のキアニーナ牛は高価です。従って、本物のキアニーナ牛を使ったビステッカ フィオレンティーナは高値です。多くのレストランではお手頃価格のキアニーナ牛以外の牛を使ったビステッカを出しています。Tボーンステーキなので中心に大きな骨が入っています。骨を挟んでサーロイン側とヒレ側になります。骨が大きいので2人で500gが最低位になると思います。脂身が少ないので300g(肉の部分だけでも)でも食べきれてしまいます。是非、一度、お試し下さい。キアニーナの肉は脂身少なく(日本の黒毛和牛とはこの部分も対照的)、柔らかく、肉に甘みと言うか旨味が凝縮されています。

フィレンツェには沢山美味しいレストランがありますが、個人的にはキアニーナでビステッカフィオレンティーナのTボーンを食べるならTrattorinia da Sostanza をお勧めします。予約必須で予約がないと入れません。シーズンはかなり前から予約が埋っています。約1時間半~2時間入れ替え制です。

日本でも東京のグランドハイアット内のイタリアン等と食べれるところもあります。

次回は、イタリアにおける日本の黒毛和牛に関してのお話しで続き。。。。と思ったのですが、続けちゃいます。

日本が誇る 黒毛和牛 海外ではKOBE GYUやWAGYUの名前で通っています。

20年位前から日本のWAGYUが海外でも取り扱われる様になりましたが、その当時は、日本からの輸入ではなくオーストラリア産の黒毛和牛でした。オーストラリア産のWAGYUは、但馬牛とホルスタインのハイブリッドだそうです。肉質、色、脂肪の質、熟成度によってM1~M9等級に分かれているそうです。味は霜降りでとても美味しいです。

日本でも頻繁にA5等の和牛を食べているわけではありませんし、長い期間海外にいるとこのオーストラリア産の和牛でも凄く美味しく頂けます。当初は、海外にある高級な日本資本の料亭や鉄板焼きで扱われていました。それが、どんどん広がって日本資本以外のステーキハウスでも扱われる様になり、WAGYUだのKOBE GYUだの名前で有名になっていきました。

日本とアメリカ又は、日本とEUとの間の通商交渉に依って、牛肉の関税も徐々に下がっていきました。そんな中で日本の本物の和牛がアメリカやヨーロッパのレストランでも扱われる様になりました。物価高の欧米ですが、生鮮品は日本と比較すると日本よりも安い国が多いです。特に、牛肉は、日本の国産牛(和牛ではなく)と比較するとかなり割安で美味しい牛肉が買えます。そんな中で、欧州のスーパーでも和牛を出しているところもあります。日本でも高価なわけですが、欧米では関税や輸入経費も加算されますので、桁違いに高価です。

松坂牛 シャトーブリアン 

本物の和牛が欧米で出回り始めて大人気です。イタリアで初の和牛専門店ミラノのレストランYAZAWA (日本のミート矢澤)https://www.yazawa.it/ 昼も夜も大盛況ですね。予約必須です。

今日では、他のミラノにある和食レストランでも和牛を扱う様になっています。

和牛を扱う事で富裕層の集客率を上げるまでになっています。それ程までに和牛は大人気です。イタリア産のビステッカフィオレンティーナは、脂肪分の少ないステーキでこれもとてつもなく美味、そして、日本の和牛は霜降りなので量的には100~150gで十分ですね、その旨さは別次元の世界とも言われています。イタリアの白い牛と日本の黒い牛がステーキの王様です。

日本の寿司と海外のSUSHIの違い

ikyu.comより 日本の最高峰の寿司ーミシュラン3星店

日本の寿司と海外(日本以外の国)の寿司とでは、その内容は全く異なります。何故か? 職人の技術差だけではありません。海外でも日本で寿司職人としてキャリアを積んで活躍されている方もいますが、根本的な大きな違いがあります。それは、水の違いもありますが、最も違う点はネタの質と種類にあります。日本に近いところ、例えば、アジアやハワイ辺りだと朝一で日本で仕入れてそれを保冷空輸すれば当日到着すると言う事も出来ます、そして、質もある程度キープされます。それでもネタの種類等には限度があります。

日本だけが美味しい魚介類が獲れるのか?そんなわけないですよね。海外も美味しい魚介類が獲れる地域は沢山あります。質に関しては、魚介類の扱い方に大きな差があります。寿司だけではなく、日本で美味しい魚介類が食べられるのは取り扱い方が海外とは大きな差があります。

日本向けは、魚に依っては獲れたその場で締めて(活き締め、血抜きや神経締め等)その後、種類に依っては熟成させます。その他、エビ、カニは生きた状態を持続させたり、イカ、タコ、貝類なども可能な限り新鮮さを持続させる工夫がされています。遠洋に関しては瞬間冷凍の設備のある大型船。

この様に最高の鮮度や味を保つ為に様々な工夫が施されているわけです。そして、熟練の板前が市場に行ってその中から魚介類を厳選して店で提供しているわです。(魚に依っては店で更に熟成させる)スーパー等でも魚介類のバイヤーが鮮度等をチェックして仕入れを行っています。日本人はそれだけ日常的に魚の味に拘っていると言う事です。

それでは、日本以外の国ではどうでしょうか。南欧の海沿いの地域ではとても美味しい魚料理が味わえます。獲れたてをその場で調理しているところも見ることが出来ます。しかし、それ以外の地域では、日本の様にどこでも保冷配送があるわけではないので、魚は臭みが出ています。スーパー等は氷を敷いてその上に魚介類を並べて売っていますが、既に、魚体に血が回ってしまっているので臭みが出ています。その為、調理する時は、何種類ものハーブや香辛料を使って臭さを消す様にしています。欧州の都市に依っては、スーパーの中で刺身や寿司を売っています。それらのネタの多くは冷凍で専門の業者が提供していますので臭みは抑えれていますが、ネタ(魚)の種類が少ないです。

欧米の大都市では日本食ブームで寿司屋は沢山あります。他のローカルレストランと比べて価格が安い場合が多いです。ALL YOU CAN EATと言って、食べ放題もあります(夜でも30€以内で食べ放題 2023年)。店内はお洒落に飾ったところが多く地元の人達に人気なお店が多いです。日本の寿司屋と何が違うか? 大きく違う点は魚の種類です。

海外(日本の外)の握り寿司 魚の種類が極端に少ない。

サーモンとマグロしかないと言っても過言ではありません。エビ、イカ、鰻、貝、は日系の食材商社が真空パック入りの物を第三国で作って卸しています。サーモンは北欧産なのでとても美味しいです。

魚の種類が少ない事から様々な工夫が施されています。欧州では握り寿司よりも巻き寿司の方がポピュラーです。巻き寿司にして色々なソースを使う事で味のバリエーションを広げています。

https://www.iyo-experience.comより ソース等に工夫を施した海外の寿司 フュージョン寿司です。

日本の寿司とは全く別物ですが、これはこれで美味しいです。場所に依っては素晴らしく美味しいところもあります。上の写真は、ミラノのIYOと言うミシュラン星を連続で獲得しているレストランです。近頃は、海外の高級寿司店では、日本の様に”おまかせ”が流行っています。国や都市に依っても値段は様々ですが、飲み物別で300€(160円計算だと48,000円)以上はします。

つまり、魚の本来持つ本当の旨味を堪能するのは海外では無理があります。その理由は魚の取り扱いがダメだからです。その代わり、日本の寿司の既成概念に囚われない自由な発想で作られたフュージョン寿司がどんどん進化していったのだと思います。

日本に来た外国人は日本の寿司を見て、見た目はなんとシンプルなのかと驚かれるかもしれません。そして、食べて初めて魚本来の味と高い技術を持った職人が握った美味しい寿司を堪能出来るわけです。それは、日本の魚の取り扱い、そして、何十年も修行した熟練の技がそこに凝縮されているわけです。見た目だけではわかりません。これこそ、”和食”なのです。

海外で発展したフュージョン寿司も新しい進化を遂げて、実に洗練された空間で味わう事が出来るSUSHIです。

トスカーナの魅力

観て、食べて、お買い物、そして景観に癒される、3拍子以上揃った地域

トスカーナの丘陵地帯。この景色の中に立つと心が透き通る感じがします。

イタリア中部のフィレンツェを中心としたトスカーナには魅力ある街々と素晴らしい景観があります。

フィレンツェ トスカーナの州都

フィレンツェ 細かい観光案内はガイドブックをご覧ください。😊 街は小さく、端から端まで歩いても小一時間程度です(旧市街)。街の中心はDUOMO(上の写真の大教会)そこから半径1キロ圏内に見所が集まっています。街自体がユネスコの世界遺産。ルネッサンス芸術の宝庫です。中世の街並みの中にお洒落なブティック、レストラン、カフェが立ち並びます。ウフィッツイやアカデミア等の美術館の鑑賞、中世の街中を散策しながら、疲れたらカフェで一休み、夏場はジェラート(1年中ありますが)昼はフィレンツェで評判のパニーニやBARでパスタやリゾット、そして、夜はトスカーナ料理とキャンティワインに舌鼓。

何故、トスカーナがお勧めなのか? 観て、食べて、お買い物、そして景観に癒される、3拍子以上揃った地域はイタリアでも珍しいです。フィレンツェは、ルネッサンス芸術の宝庫、そして、フィレンツェの周りにも素晴らしい街が点在しています、フィレンツェからバスで移動する際にトスカーナの丘陵地帯が見れます。日程に余裕があれば、キャンティー地方まで足を延ばしてワインを堪能出来ます。

シエナ フィレンツェからバスで1時間~1時間半(直通又は経由)街の中心カンポ広場は世界一美しい広場と言われています。この広場で毎年行われるシエナのお祭り”パリオ”は有名です。鞍の無い馬で競争します。シエナの各地域の代表で争われ、凄まじい熱狂です。

サンジミニャーノ フィレンツェからバスで約1時間半(途中乗り換えありますので要注意)旅行会社で上のシエナと一緒で一日ツアーがあるのでそれに参加するのもいいとおもいます。手間と時間の節約にもなります。トスカーナはキャンティーを始め美味しい赤ワインで有名ですが、ここサンジミニャーノでは地元産の白ワインがとてもご機嫌にしてくれます。

街の外観はインスタ映えしないですね。でも、この街は強くお勧めします。他の時間を削ってでも行って下さい。街に入ったら時間に注意。街の散策に夢中になって時間が過ぎるのを忘れます。完全に時間が止まっいる感じを受けます。中世の街そのまま。

The Mall – Firenze outlet ザ・モール フィレンツェアウトレット

イタリアには北から南まで幾つものアウトレットがありますが、このThe Mallが最もハイエンドなブランドが揃っていて品揃えも良いと思います。フィレンツェから有料で送迎バスが出ています。又、現地のオプショナルツアーもあります。アウトレットの価格は日本の値段と比較するとかなり安いです。2月と7月はイタリアのアウトレットでセールがあります、アウトレットの値段から更に安くなっています。(*人気ブランドの売れ筋はアウトレットにはありません。街中の直営店が買うのが良いです。それでも日本と比べると大分安いです。)

カップチーノは朝だけにして イタリアの習慣

イタリア人は、朝だけカプチーノを飲みます。午前11時過ぎには飲みません。

理由を聞くと”カップチーノは朝だけの飲み物”だとか、”牛乳は消化が悪い(乳糖不耐症)だから朝だけ”等とイタリア人らしい理屈をこねて説明します。

イタリアの朝食は甘いパンやビスケットと飲み物はカプチーノがスタンダードです。

朝11時以降は、エスプレッソやカフェマッキャート(エスプレッソにフォームドミルクをごく少量入れる)又はデカフェ(カフェインの入っていないコーヒー等)です。

昼食の後、仕事の息抜き、夕食後等に飲むコーヒーは、エスプレッソ又は、カフェマッキャートです。カプチーノは絶対に飲みません。(11時以降と言うか朝以降)

普通のアメリカ式のコーヒーに慣れた日本人やアメリカ人には、エスプレッソは濃すぎます。それに対してカプチーノはエスプレッソに温めた、たっぷり目にフォームドミルク(泡立てた)を入れて飲むのでエスプレッソに慣れていない外国人にはカプチーノは飲みやすいわけです。

観光客御用達の様なレストラン(写真付きのメニューがある)には昼でも夜でもメニューの中にカプチーノもありますが、一般のイタリアンにはカフェ(エスプレッソ又はカフェマッキャート)はありますが、カプチーノはありません。つまり、カプチーノは本当に朝だけの飲み物なんです。

駅のBAR等の朝は、朝食をとる客で大変混雑しています。カップチーノと甘いパンを並んで買って、数分間で食べ終えてその場から離れて行きます。多くの人が立ち食い(立ちながらパンとカプチーノ)です。

イタリア人は食事の時間を実に大切にする人たちです。しかし、朝食は彼らにとっては食事ではないんですよね。

でも、折角、イタリアに来られたなら遠慮なく好きな時間に好きなカプチーノを飲めばいいと思います。イタリアのカプチーノはとても美味しいです。

イタリアのピザと日本のピザ 

日本のピザ 画像はピザーラより

ピザに拘りの無い人は、ピザとは↑の写真の様な物だと認識されていると思います。

個人的には”日本のピザ”は好きです。色んなトッピングがあり楽しく、そして美味しいです。

日本のピザは、ピザとは別物感覚で美味しく頂いています。イタリアにはないトッピング、明太子、海苔、カルビ、照り焼き、マヨネーズ、カレー、辺りが好きでhalf and halfなどで組み合わせも自由に楽しめます。

イタリアのピザも色々なバリエーションがありますが、規則の様なものがあり、その範囲の中でのバリエーションとなっています。和風の素材は勿論、マヨネーズやケッチャップもありません。

イタリア ナポリのピザ マルガリータ 水牛のモッツァレラチーズ

現在の形のピザはナポリ発祥と言われています。ナポリのピザの特徴は生地の端が厚めなのと、生地がモチモチしています。

ローマのピザは生地が薄めでパリパリと言った食感で食べられます。

個人的には、ナポリのピザが大好きです。でも、薄い美味しいピザも時には食べます。熱々のパリパリも美味しいです。

ミラノのピザ 薄くもなく、厚みもなく。ミラノのピザの特徴と言うわけではありませんが、これも美味しいのですが、周りが少々固めです。

ピザを食べたい時はPizzeriaへ。イタリアにはPizzeria(ピッゼリア)と言うピザ専門店がどの街にも沢山あります。ピザだけを売っているわけではなくピザ以外のパスタ等もあります。ピザを自分の店で焼いています。土の窯で焼いているところもあります。価格的にもレストランと比べてリーズナブルな店が多いのが特徴です。Pizzeriaではテイクアウトもやっているので持ち買ってホテルで食べるのもOKです。

イタリアに来られたら是非、ナポリ風ピザを挑戦してみてください。(ホテルでPizza Napoletanaが食べたいんだけどと言えば彼らのお勧めのPizzeriaを教えてくれる筈です。又はGoogle Mapで)出来れば水牛のモッツアレラチーズにて。(ナポリに行かなくてもミラノ、ローマ、フィレンツェにはナポリ風ピザのレストランは必ずあります。)

トマトソースはどれにする? イタリアの美味しいトマトソース

日本を離れて暫く経過すると日本食がとても食べたくなります。欧州だとLondon, Paris, Dusseldorf 辺りだと日系企業も日本人も多く住んでいるので日本で味わえる和食に近い物が食べられる様になりました。値段的には日本の何倍もしますが、どうしても食べたい禁断症状に襲われ食べてしまう事もあります。

逆に長年住んで居るイタリアを離れるとトマトソースのパスタ料理やピザが食べたくなります。こちらも日が進むと夢に出てきます。

日本でもイタリア産のトマトソース缶詰が安く買えます。スーパーに依って色々なトマト缶があります。イタリア産以外でもトマトの美味しい国、スペイン、ギリシャ、トルコ辺りのトマト缶も見かけます。

先日、スーパーに行ったらイタリアで毎日の様に使っていた大好きなトマトソース缶がありました。

MUTTIのトマトソースです。個人的には、このMUTTIが一番好きです。まさかMUTTIのトマト缶が日本のスーパーで買えるとは思いませんでした。(ネットでも買えます)

イタリアのスーパーに行くとトマト缶、トマト瓶 売り場はかなり広いスペースが取られています。各メーカーから様々なトマトソース缶と瓶が売られています。

そんな競争が激しい中でもこのMUTTIはイタリアでも大人気です。少しでも安くセールしている時は一気に棚からなくなる事もあります。(店の補充が遅いってのもありますが)

このMUTTIのトマトソースでスパゲティートマトソースspaghetti pomodoroを作るとイタリアで食べると本格的な味に近い物が食べれます。辛いのが好きな人は最初ガーリックで香りを出した後に唐辛子を入れて下さい、そして、好みで塩、胡椒、コンソメ、イタリアンパセリを加えてください。

万能なトマトソースなので色んな料理に使えます。是非一度試してみてください。

スパゲティーカルボナーラ に生クリームを加えるかどうか?

日本でも大ヒットのスパゲティーカルボナーラ。

カルボナーラは、ローマ発祥です。ローマ人の作り方は生クリームを加えません。卵とチーズで作ります。そのチーズも拘るローマ人は、ペコリーノロマーノ(ローマ産の羊からのチーズ)を使用します。最後に黒胡椒。胡椒のピリッとしたところがカルボナーラのポイントでもあります。

イタリア人は、地元発祥料理は作り方に拘ります。カルボナーラはローマですが、他の料理では、トスカーナ風、ジェノバ風、ミラノ風、ボローニャ風や他、地元のパスタ料理があります。地元の作り方以外は邪道扱いされる事も珍しくありません。

ricetta.it よりスパゲティーカルボナーラ オリジナル(生クリーム無し)

で、ローマに行ってカルボナーラに生クリーム入れるのを食べたいなんて言うと、”お前頭がおかしくなったのか?”ってな具合に見られます。

地元ローマではカルボナーラには生クリームは入れないのが、スタンダードです。一般的には、生クリームを入れないと言うのがイタリアでも大勢を占めているのですが、レストランに依っては生クリームを加えたカルボナーラを提供しているところもあります。

日本語サイトで”本場イタリアのカルボナーラは生クリームを使用しません”と記載されていますが、そんな事はありませんよ。レストランに依っては生クリームを加えたカルボナーラもありますし、イタリアのレシピにも出ています。

ricetta.it よりカルボナーラに生クリームを加える

両方ともに何度も食した事がありますが、個人的には生クリームを加えた方が好きです。チーズはペコリーノとパルメジャーノを半々に加えるのが好きです。生クリームを加えると少し濃厚になると思います。生クリームにチーズたっぷりとなると結構ヘビーかもしれませんが、そのヘビー差が時にはどうしても食べたくなります。

チーズが日本のパルメザンチーズ(プロセスチーズ)だと味も濃厚さも大分薄らいでしまいます。出来ればペコリーノかパルメジャーノを削ってたっぷりとかけましょう。カルボナーラはチーズが大きなポイントです。(日本だと質の高い乳製品が物凄く高いですからね。)

具材はPancetta(パンチェッタかグアンチャーレか。

パンチェッタは、日本のベーコンとは違い燻製にしていません。豚バラ肉の塩漬け)グアンチャーレと言うのは豚の頬肉の塩漬け(豚トロ)です。

ローマ人はこのグアンチャーレに拘ります。ローマのカルボナーラはグアンチャーレを使うと言われています。

どちらも日本だと高いですね、でも、日本のベーコンを炒めてもそれ程には味は出ないんですよね。個人的にやるのはシャウエッセンを細かく切ってガーリックオイルでよく炒めて加えても美味しです。

色々と工夫し自分流のカルボナーラを作りましょう。