ミラノの友人が２０２３年１０月にレストランをオープンしました。日本食 ラーメン屋です。
彼はスリランカ人ですが、５年間日本に留学した際にラーメン店でアルバイトをしていました。日本語も堪能で日本と日本食をこよなく愛するスリランカ人です。（彼のお兄さんが東京で会社経営）
彼は、イタリアのミラノに住むスリランカ女性と結婚してミラノで生活する事になりました。
２０１６年に日本のラーメンチェーン店がミラノ出店となり、そこで彼は腕をふるう事になりました。彼は調理責任者（head chef)となり料理全般、メニュー企画開発を任されていました。とても、美味しいラーメン店と言う事でミラノでも評判となり連日満席の有名店となりました。
今までの経験（１０年以上ラーメン作りに携わる）を基に更に改良を重ねて美味しいラーメンを開発。そして、２０２３年１０月に自身のラーメン店 Kyodai Ramen Milano（ミラノに住む兄と兄弟経営）をミラノの運河沿い近くに出店。
生の丸鳥、鶏がらを低温調理器で旨味出汁を凝縮した鶏スープは絶品。（塩ラーメンや醤油ラーメンに使用）
以前のブログでも紹介していますが、ミラノには５００店以上の日本食店があります。その多くは中国人又はイタリア人経営で調理も日本人ではありません。勿論、日本人でなくても全く問題ありません。しかし、調理の仕方に依って味は全く異なります。日本で修行又は、海外でも日系の和食店（日系資本）で働いていた調理人なら外国人でも本格的な日本の味に勝るとも劣らない料理を提供する凄腕の人もいます。ラーメンも同じで日本での修行又は日系店での最低でも数年間の職歴がないと本格的な日本風のラーメンは出来ません。このスリランカ人も１０年以上に渡り本格的な日本式のラーメンを作ってきたわけです。
数えた事はありませんが、ミラノでラーメンのメニューを出しているところは、１００店以上はあると思います。中国系の寿司屋は、日本のうどん、蕎麦、天ぷら、ラーメンを提供しています。但し、味は日本のものとはかなりかけ離れています。大体において、彼ら調理人は日本の本格的なラーメンなど知りません。日系の食材商社が卸すインスタントのラーメンのスープの素を使って作っているだけです。滅茶苦茶不味いわけではありませんが、味には全く期待は出来ません。ミラノのイタリア人はそれが日本のラーメンだと思って食べています。しかし、昨今は、仕事で日本に行くイタリア人も少なくありません。アニメの影響で日本通のイタリア人も増えています、彼らは日本へ何度も旅行へ行ってラーメンを食べています、又、日本人駐在員や家族もミラノには沢山住んでいます。そう言う人達が増えてそして、本格的な日本食のブームがイタリアでも起きています。
RAMEN KYODAI MILANOでは、日本で食べる美味しいラーメン以上のラーメンを提供しています。イタリア産の旬の素材をふんだんに使用しています。最高の素材と日本で培った熟練の技で最高のラーメンをお試しください。
ラーメン以外には、日本風の餃子、から揚げ、タコ焼き等もあります。日本の生ビールとご一緒に。
