スパゲティーカルボナーラ に生クリームを加えるかどうか?

日本でも大ヒットのスパゲティーカルボナーラ。

カルボナーラは、ローマ発祥です。ローマ人の作り方は生クリームを加えません。卵とチーズで作ります。そのチーズも拘るローマ人は、ペコリーノロマーノ(ローマ産の羊からのチーズ)を使用します。胡椒のピリッとしたところがカルボナーラのポイントでもあります。

イタリア人は、地元発祥料理は作り方に拘ります。カルボナーラはローマですが、他の料理では、トスカーナ風、ジェノバ風、ミラノ風、ボローニャ風や他、地元のパスタ料理があります。地元の作り方以外は邪道扱いされる事も珍しくありません。

ricetta.it よりスパゲティーカルボナーラ オリジナル(生クリーム無し)

で、ローマに行ってカルボナーラに生クリーム入れるのを食べたいなんて言うと、”お前頭がおかしくなったのか?”ってな具合に見られます。

地元ローマではカルボナーラには生クリームは入れないのが、スタンダードです。一般的には、生クリームを入れないと言うのがイタリアでも大勢を占めているのですが、レストランに依っては生クリームを加えたカルボナーラを提供しているところもあります。

日本語サイトで”本場イタリアのカルボナーラは生クリームを使用しません”と記載されていますが、そんな事はありませんよ。レストランに依っては生クリームを加えたカルボナーラもありますし、イタリアのレシピにも出ています。

ricetta.it よりカルボナーラに生クリームを加える

両方ともに何度も食した事がありますが、個人的には生クリームを加えた方が好きです。チーズはペコリーノとパルメジャーノを半々に加えるのが好きです。重たさで言うと生クリームを加えると少し重たくなると思います。生クリームにチーズたっぷりとなると結構ヘビーかもしれませんが、そのヘビー差が時にはどうしても食べたくなります。

日本でもイタリア産のチーズがもっと安くなると良いですね。