ヨーロッパ、イタリアへ移住しよう!1年以内の短期移住

南スイスの街ルガーノ ミラノから列車で約30分

今回は、移住に関して。昔は移住と言うと住居を海外へ移転するわけですので長期、少なくても3年間以上と考えていました。昨今は、YOUTUBEやBLOG等を拝見すると1月間でも移住としています。ま、期間はどうでもいいことですね。

昨今は、海外生活を経験された方も多いですが、海外生活をしてみたいけど二の足を踏み続けている方も多いかと思います。二の足を踏み続ける要因は、不安があるからだと思います。言葉の不安、金銭的な不安、治安に関しての不安、生活が出来るかの不安、他。

YOUTUBEで移住を検索してみると沢山ヒットします。近くは、韓国から南米、カリブ海に至るまでありますね。ヨーロッパではオランダが幾つか取り上げられています。オランダは労働ビザが取りやすいと説明されていますね。手続きが比較的簡単なのかもしれません。オランダは、普通に英語が通じます。但し、物価が高いですね。取得し易いと説明されているのは自営業ビザですから、当たり前ですが、自前で社会保障費や計理士代を毎月支払わなければなりません。従って、貯金に余裕が無く仕事のあてが無い場合は忽ち生活が厳しくなってしまいます。

イタリアは3か月以内の滞在であればビザは必要ありません。3か月以上滞在予定がある場合は必ずビザが必要です。シェンゲン協定と言うのがあり、ヨーロッパの多くの国が参加しています。その地域を一括りにシュンゲン協定地域と言います。昔は、ヨーロッパ各国に3か月滞在出来たのですが、シェンゲン協定が出来てからこの地域で6か月内の3か月間迄滞在出来るとなりました。従って、3か月をシュンゲン協定地域内で過ごした方は一旦シェンゲン地域外へ出なければオーバーステイになります。(違法)6か月経過した後に再びシェンゲン協定地域に入れます。例えば、イタリアに1月、フランスに1月、ドイツに1月居たら出ないとなりません。合計で最初の入国から6か月経過した後に再入国が出来ます。もっと長い期間、シェンゲン内で暮らしてみたいと言う方は、一度日本へ帰国してビザを取得された方が安心して生活が出来ます。

先ずは、ご自分の生活してみたい国へ1月間位の予定で行ってみるのが良いかと思います。1月暮らしてみれば、継続して暮らしていけるかどうか?判断がし易いと思います。短期間の旅行と暮らしでは全く感じ方が違います。”旅行で行ってみて良かったから、1年間住んでみよう”、そして実際に暮らしてみたら全然違った、何て話も実際に少なくありません。1月間ホテルとなるとかなりの出費ですので、AIRBNB等でアパートを借りる事をお勧めします。アパートも当たり外れがあるので、1~2週間単位で借りるのも良いかと思います。又、イタリアであれば、ローマに2週間、フィレンツェに2週間、ミラノに2週間でどの都市が一番自分にあっているか実際に暮らして見ることで比較も出来ます。(移動があるので荷物は可能な限り少ない方がいいです。)

イタリアの場合、ビザの種類は、学生、就労、リタイヤ、研究者と様々ありますが、一般的には学生ビザか労働ビザになります。労働ビザにも大きくわけて2種類あり、雇用されるビザと自営業者のビザがあります。

以前、旅行でイタリアへ行った事があり、”それから好きになってイタリアで暮らしてみたい”、なんて方は先ずは学生ビザを取得する事をお勧めします。一般の方の労働ビザ取得は非常にハードルが高いです。(労働ビザ取得方法に関しては後述します。)学生ビザと言うと年齢が若い方と思われがちですが、学ぶ事に関して年齢は関係ないと思います。(北米や国に依っては年齢が高いとビザ取得理由がはっきりしていない場合、却下されるケースもある様です。)

イタリア学生ビザ取得に関しては、多くの方がBLOGを書かれているので参考とされるのが良いです。法律が時々変わる事があるので、出来る限り新しい情報を取得する様にしてください。

ローマ、フィレンツェ、ミラノと言った人気都市には幾つも語学学校があります。学校で友達も作りたいと思われる方は比較的大きな規模の学校へ、そうでない方は規模の小さなところが良いと思います。授業料も安価なところから高価なところまであります。安価なところは、先生のレベルが低い場合が多いです、高価なところは大学進学コース等もあり教師陣もしっかりしています。生活優先、お金をセーブ派は小さな学校で良いと思います。

1年間の滞在となると、AIRBNBでは割高ですね。さりとて、イタリアの都市は貸して市場であり物件探しがかなり大変です。学生用にシェアルームもあります。ミラノだと400~500EUROでキッチンとバスルーム共同。一人暮らしがしたい方はアパートを借りる事となるわけですが、通常イタリアでアパートを借りる場合は契約期間が数年間(4年が一般的)になります。中には短期で貸してくれる物件もありますが貸して市場の中で更に条件を絞るとなると探すだけでも至難の業になりますね。どうしても一人暮らしがしたい方は、やはりAIRBNB等の物件を借りる事をお勧めします。理由は、イタリアでの賃貸アパートは問題が発生しやすいです。お湯が出ない、水が漏れる等の生活上の問題からデポジットの返却まで様々な問題発生の可能性があります。短期で暮らす中でこの様な煩わしい問題に直面すると折角のイタリア生活の経験が悪いものになってしまいます。(ミラノやローマは治安の悪い地域がありますので、物件を借りる際は例え学校の紹介等でも必ず下見をしましょう。)

移住に関してのアドバイスとしては、無理をしない事です。特に精神的な面で辛いと思ったら止めて帰国する事です。目標があった人もない人も精神的に辛い思いを引き摺ってまで続けると身体的にも精神的にも患ってしまいかねません。そうなる前に帰国しましょう。

日本と海外では習慣や考え方がまるで違います。慣れる事が肝心だと思います。

お気軽にご相談ください。次回は労働ビザと移住に関して