”ご自身で乗り継ぎ”のチケットに要注意

格安航空券で自身乗り継ぎに要注意

コロナ禍からの反動、世界中で異常なインフレ、燃料高騰、ロシアとウクライナの戦争そして円安。大きな要因が重なり、嘗てない程に航空券が高騰しています。特に、日本発着が高くなっています。

ヨーロッパの往復は、中東経由(中東の航空会社)だと往復で10万円以下が当たり前でした。それが、30万円近くの値段になっていました。(2023年3月。日系だと40万円近く)コロナ前と比較すると3倍から4倍の値段になっていました。

”ご自身で乗り継ぎ”と言う航空券があります。格安を超えて破格の値段(2023年3月の相場。普段なら高過ぎ)の物もあります。普段はこの手のチケットは決して手を出さないと言うか、購入した事が無かったのですが、今回は買ってみました。値段に釣られて買ってしまったと言うのが本音です。

出発地は南欧のニースで到着地はベトナムのダナンです。 ニースーイスタンブールーシンガポールーダナンとなります。経由地はイスタンブールとシンガポール。ニースからシンガポールまでは預けてあるバッゲージはスルーとなります。しかし、シンガポールで”自身で乗り継ぎ”の為に預け荷物をピックアップして再度チェックインしなければなりません。時間的には、シンガポールで3時間半あったので何とか間に合うだろうと思ったのが浅はかでした。

頭の中でシンガポールの空港に到着して荷物をピックアップして再びチェックインのイメージを浮かべました。まぁ、3時間半あれば十分だろう、なんて思っていました。普段乗り継ぎは広い空港でも2時間あれば大体乗り継ぎは出来ます。と甘い考えでした。

ニースからの出発は問題なく時刻通りでしたが、イスタンブールからの出発が1時間半遅れていました。シンガポール空港に到着は予定より1時間半遅れでした。到着して降りるまで結構時間が掛かるんですよね。💦 飛行機が滑走路を走って中々ゲートに到着しません、ゲートに到着して降りるまでに30分近く掛かりました。これで2時間を使ってしまいました。残りは1時間半しかありません。しかし、ここからまた長い道のりでした。入国審査が長蛇の列💦、そして、事前にエントリービザが必要になっていたんです。大💦 取ってなかったので入国審査前にあるコンピューターで係員の指示に従って入力してVISAを取りました。(流石シンガポール。ヨーロッパとは違い親切丁寧)そして、入国審査を経て、今度も荷物のピックアップ、こういう時に限って中々荷物が出てきません、時間はどんどん経過します。残り1時間位のところで荷物が出てきて、急ぎ、チェックインカウンターを確認なのですが、シンガポール空港のまたでかい事。到着していたターミナルにはダナン行きはなく、インフォメーションで聞いて、なんと、バスで移動。漸く、目的のターミナルについて、とにかく、走りまくって(こんなに走った事はないほど)チェックインデスクに到着した時は出発40分前。出発40分前だとチェックインさせてくれません。何とか頼み込んでもダメでした。一日一便しかなく、結局次の日の同じ便に予約を入れてもらいました(格安チケットなので有料)。その日は、仕方なくシンガポールに予定外の宿泊です。買いなおしのチケット代、タクシー代や宿泊代を考えると、最初からシンガポールーダナンは別の余裕を持った時間のチケットを購入するべきでした。不幸中の幸いなのは、シンガポールーダナン間での問題発生でした。これがイスタンブールからシンガポールだったら再び高いチケットを購入しなければなりませんでした。とにかく、安易に”ご自身で乗り継ぎ”チケットには手を出さない事をお勧めします。SKYSCANNER辺りでもこの手のチケットはガンガン売っていますね。

それと、本題とは関係ないのですが、近頃 Eビザが増えています。国に依っては事前にパソコンや携帯等から入国する為の申請が必要です。国に依っては到着した際に取得できますが、国に依ってはそれが事前取得してないと入国出来ない事があります。最悪の場合、知らずにチケットだけ購入して空港でチェックインする際に、搭乗拒否されるケースもあります。必ず、事前にチェックしましょう。