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イタリア各地方の名物料理 トスカーナ フィレンツェ編

Toscana – Firenze – Fiorentina

日本でも各地方に伝統料理がある様にイタリアにもあります。ここで紹介するのはイタリアンの中でも世界的に最もポピュラーなトスカーナ料理です。

フンギポルチーニ (トスカーナ産)Funghi Porcini Toscani

イタリアの高級キノコ。(ポーランドが産地として有名らしい)イタリアではトスカーナ産のポルチーニが美味しいと言う事で有名です。人工栽培が出来ないので全て天然です。その為に限られた地域での成育。絶対数が減少している事から値段は高騰を続けています。秋のキノコの季節になると旬のポルチーニが店頭に並びますが、多くはポーランド産やクロアチア産でお目当てのトスカーナ産は高級食材店(レストランでは扱われています。)のみでの取り扱いとなっています。乾燥したポルチーニは一年中売っています。乾燥された物は香りが凝縮されており様々な料理で利用されます。個人的には、旬の時期の生を焼いたもの、天ぷらの様に揚げたものが大好きです。乾燥したポルチーニを使ったリゾットも見逃せません。

トリッパ Trippa alla Fiorentina

牛の第二胃袋(ハチノス)のトマト煮フィレンツェの伝統料理です。(ローマにも似たのがあります。ペコリーノロマーノのチーズを使用)綺麗に掃除されたハチノスがマーケットやスーパーで入手出来ます。(ミラノでは入手困難。食べる人が少ないんだと思います。トリッパの出来合いの缶詰はあります。)レシピは基本的には香草野菜とハチノスをトマトで煮込むだけです。各家庭やレストランで色々と工夫されて美味しいトリッパアッラフィオレンティーナがあります。フィレンツェでは屋台でランプレドットと言うモツ煮込みを挟んだパニーノと一緒に扱っているところもあります。レストランでは扱っていない場合も多いです。(家庭料理だからなのか?)

トスカーナ風 鶏レバーペースト Crostini di Fegato alla Toscana

トスカーナ料理の前菜です。鶏のレバーをベースにアンチョビ、白ワイン、香味野菜、オリーブオイル等を加えたペースト。これが実に旨い。フィレンツェではスーパー(お総菜売り場)でも買えます。小腹が空いた時などでもワインと一緒にこのレバパテで大満足。フィレンツェのスーパーESSELUNGAのも美味しいです。ベストはフィレンツェのレストラン(出来ればTrattoria Armando 数週間前の予約必須)で是非このクロスティーニフェガトをお試しあれ!

チンタセネーゼ豚 Cinta Senese シエナ トスカーナ イタリアの黒豚

イタリア シエナ(トスカーナ州の都市)地域に紀元前からいる黒豚。イタリアでは最高級の豚肉です。自然保護の観点から生産量を増やさないそうです。需要が高い(とても美味しい)事から値段も高騰しており普通の豚肉の8倍以上との事。生ハム、サラミ等 甘み旨味が凝縮されています。提供しているところがかなり少ないのでメニューにあったら是非お試しあれ。シエナ方面やキャンティーのワイナリー巡り方面のレストランでは扱っているところもあります。

パッパアルポモドーロ Pappa al Pomodoro

トスカーナの伝統的な家庭料理 トスカーナパンは塩分を使っていません。一日経過するとカチカチになります。それをトマトと香味野菜(ブイヨン)で煮込み、器に盛ってバジルとオリーブオイルをかけて出来上がり。これが実に旨い。

余談ですが、トスカーナパンが早くかたくなるのは、塩を使っていない為に生地が発酵しやすくなっており、焼いた後に急速に水分がなくなると言う事と他のパンの様に柔らかくする為のバターやオリーブオイルも使っていないからだそうです。塩分が全くないので料理のソースをつけながら食べるのに実に適しています。(故に、本場のトスカーナ料理は塩分強め<フィレンツェの街中はそうでもありませんが、郊外に行くとフィオレンティーナ向けなのか?塩分強めです>)

パンツァネッラ Panzanella

トスカーナ料理のプリモピアット。 パンのサラダ カチカチのトスカーナパンを水で戻し、フニャフニャになったところを水気を絞りそのパンを使用します。後は、好みの野菜と白又は赤ワインビネガー(個人的には赤ビネガーが好きです。ロゼのビネガーも美味しいですが、余り売っていません。)、オリーブオイル、塩、胡椒で味を整て出来上がり。要は、硬くなったパンの処理をサラダにしたって事ですね。でも、これが意外とサッパリしていて夏場の食欲のない時にはピッタリです。

リボリータ トスカーナ  Ribollita Tosccana

トスカーナの伝統的なスープ (日本的にはシチューになるのかも? 具が多いのはシチューで水分の多いのがスープ? 定義がないようです。)これもカチカチのパンを使います。野菜、豆、カチカチパンをコンソメで煮込んだものです。野菜は何でもよいわけですが、個人的には、イタリアの黒キャベツ(カーボロネロ)、ミニトマト、ズッキーニ、人参、セロリ、ニンニク、たまねぎ、コンソメ、塩、胡椒と白いんげん豆(豆類はなんでもOK、大きめがよいと思います。缶詰でも)出来上がりを器に盛ってオリーブオイルとパルメジャーノレジャーのかけて食べます。かなり野菜がくたくたで溶けるくらいまで煮込みます。

リボリータの冷凍が売っています。それを買ってきてミニトマトと豆の缶詰を入れて一緒に温めます。(豆が多い方が美味しい)オリーブオイルとチーズをかけて。味はレストランには敵いませんが、これでも結構旨いです。

余談ですが、昔は野菜嫌いでこのリボリータを始めて見た時は”これは一生食べる事がないものだな”なんて思いました。一度、体調を壊して野菜不足もありこのリボリータにチャレンジしてみたところ、”素晴らしくおいしい”のです。びっくりしました。それから定期的に食べています。

パッパデッレアルラグー Pappardelle al Ragu Cinghiale Toscano

トスカーナの名物パスタ きしめんの太い感じです。(食感は全く異なる)ラグーと言うのはパスタのソースです。トスカーナ産のパッパルデッレのパスタに肉類のラグーソースがよくあいます。個人的には赤ワインに漬け込んだイノシシ肉のトマト煮ラグーが大好きです。これはフィレンツェのレストランではよく見かけます。猪の他には、牛(キアニーナ牛等も)、ウサギでホワイトソースのラグーもあります。海沿いの街ではシーフードでのラグーもあります。若干細めのタリアテッレで食べるのがポピュラーではありますが、トスカーナではこのパッパルデッレでお試しを!

カッチュッコ Caciucco Toscano

トスカーナ料理と言うと一般的には肉料理が多いですが、トスカーナの西端は地中海。リボルノやビアレッジョと言う街があります。その辺りの名物料理がこのカッチュッコです。魚介類を香味野菜、トマト、赤ワインで煮たスープです。地中海の海沿いの街だと似た料理が幾つもありますね。作り方はそれぞれ違う様ですが、とてつもなく美味しいと言う点では同じです。焼いたパンをスープにつけると食欲を一層そそられます。ペペロンチーノを入れて辛くしたのも絶品。

Peposo Toscano ペポーゾ•アル •インプルネティーナ

トスカーナの伝統料理 牛肉の黒胡椒赤ワイン煮。脛肉等硬い肉を胡椒、にんにく、黒胡椒(粒状)トマト缶、トマトピューレ、赤ワイン、香草 で3~4時間じっくり煮込む。(邪道ですが、個人的には玉ねぎ1個入れます。甘みが出ます。)

Bistecca all Fiorentina Chianina ビステッカアッラフィオレンティーナ キアニーナ(キアニーナ牛使用)

ビステッカフィオレンティーナ 牛のT-boneステーキです。 世界中どこにでもある料理ですが、実は、フィレンツェが元祖なのです。伝統的にはキアニーナ牛(他のページで紹介していますが、トスカーナのとても大きな白い牛)を使用して味付けは塩と胡椒のみで炭火で焼き上げる。外側はカリっと仕上げ、中はレアな状態です。焼きかげんに対して何も言わないとレアな状態で持ってきます。ナイフを入れると結構血が滴ります。これが嫌な人はミディアムやミディアムレアーにしてくれと注文するべきです。場所に依っては中がかなり生の状態で持ってくるところもあります。当初、かなり抵抗がありましたが、今では、こちらからSANGUE(レア)にして下さいと念を押します(焼き過ぎもあります。焼き過ぎだと旨味が消えてしまいます)。フィレンツェでは多くのレストランでビステッカを提供していますが、キアニーナを使っているところは多くありません、理由はかなり高価になります。和牛よりは大分安いですが、ビステッカは2人前からで大体300g以上からとなります。<300gと言っても骨付きなので肉の部分は200以下。>従って、キアニーナ牛のビステッカを食べたいのであれば確認した方が良いです。(ホテルに聞けば教えてくれるはず)キアニーナ牛が一番美味しいのか?これも人に依ると思いますが、個人的はビステッカはキアニーナが一番だと思います。イタリア三大ブランド牛は、トスカーナのキアニーナ、 ピエモンテ州のファッソーネ牛、エミリアロマーニャ州のロマニョーラ牛の三品種です。レストランの中には肉を最も美味しい状態に熟成させて提供しているところもあります。(とんでもなく美味しいです。旨さが脳に確実に記憶されています。)ビステッカを食べたい、でも、多くの量は食べれない、そんな人は、軽い前菜だけを頼み、それとメインでビステッカを頼みましょう。秋ごろなら、サイドにポルチーニを焼いたものがお勧めです。(ポルチーニは季節があります。)

*フィレンツェだけではありませんが、イタリアはぼったくりが昔からあります。必ず、値段を確認してから注文しましょう。ビステッカの価格は、目方あたりでメニューに表示されています。2人前(二人の場合)で幾らかとかと言う風に聞いた方が良いです。肉の重さを測って請求されるので、300gとその時言っても多少の誤差はあります。(骨が大きく重いので500gでも肉は300g位になると思います。)

イタリアのパニーニの魅力Panino Imbottito 

allanticovinaio.comより イタリアで人気のあるパニーノチェーン 量を食べる若い人に人気

イタリアのファーストフードと言うとピザが有名ですが、パニーノと言うイタリア式サンドイッチもイタリアではよく食べられています。(パニーノ単数形、パニーニ複数形)何時食べるのか?決まっているわけではありませんが、大体、お昼休みが多いと思います。バールやパニーノ専門店(paninoteca)、食材店、スーパー内でも提供しているところもあります。バール等には出来合いの物も陳列されています。又、パニーノ専門店に行けばメニューがあるのでそこから選ぶ事も出来ます。しかし、自分好みのオリジナルパニーノに仕立てるのがやはり一番旨いです。

イタリアには様々なハム、チーズがあります、それとイタリアの旬な野菜、オリーブ、トマト、トリュフ(トリュフは高級食材屋に限られると思います。トリュフ風味の塩、オリーブ等は比較的安価なのでそれらを使用する場合が多いです。)、ジェノベーゼ、アンチョビ等を自分の好きな様に組み合わせて食べます。

店に依ってはパンの種類も豊富に揃えており、先ずはパンを選んで→ハム類又はアンチョビやサーモン→チーズ→トマトや野菜を選んで仕上げにオリーブオイル等をかけて出来上がり。こんな感じです。

パンは丸、四角、コッペパン風(但し硬い)平べったいもの(schiacciataスキアッチャータ オリーブオイル漬けと塩風味)、ライ麦、トスカーナパン(塩が入っていない)等 店に依っては大きなパンをスライス(英国スタイルのサンドイッチ風パン)してくれるところもあります。一般的には小さ目のパン又はスキアッチャータを選んでそれを半分に切ってその間に好きな具を入れます。量的に多くは欲しくない場合はパンやスキアッチャータのサイズを小さくしましょう。そうしないと、パンのサイズにあわせて中身を入れていくので大き目のパンであれば中身も相応に多きくされてしまいます。(小さなパンを選んでも全く問題ありません。)

ハム Prosciutto e salameは、美味しいものが色々あります。プロシュートクルード(生ハム)日本でもお馴染み高級品はパルマ産、サンダニエーレ等。プロシュートコット(加熱したハム 日本のロースハムやボンレスハム等)、モルタデッラ(mortadella)ボローニャソーセージ(イタリア ボローニャ特産で美味しい、ブレオザオラ(牛肉のハム、スペック(燻製ハム 個人的に大好き)ラルド(ラードをハム状にしたもの、燻製されていて香ばしい)他。サラミも種類豊富です、ミラノサラミ、ナポリサラミ、辛いものや胡椒の効いたものがあります。その他、イタリア版チャーシューのポルケッタやローストビーフもあります。(わからない時は現物を指ささして枚数を言う。3枚はトレッ、2枚はドゥエ等。イタリア語がわからなかった頃はそれで通じた)

チーズ Formaggio も好きなチーズを選べばパニーノ用のサイズにスライスしてくれます。ナチュラルチーズやプロセスチーズ、レアなチーズ、モッツアレラチーズ他から選べます。(わからない時はフォルマッジョって言って適当にガラス越しに現物チーズを指させばサイズをあわせてパニーノに入れてくれると思います。)

ハムや肉類が苦手な人には野菜とチーズでも。(焼野菜とパルメジャーノレジャーノ パンはライ麦)

パニーノ専門店 Paninoteca 自分オリジナルのパニーノをワインと一緒に楽しむ事が出来ます。(ハムやチーズ類とワインのみでもOK)この手の店は昼過ぎでも開いている場合が多いです。観光で昼時間を過ぎてしまった時でも開いているので安心です。(イタリアでは午後14時を過ぎるとレストランは閉まります。)この手の店は、小さな店が多いので混んでいて座れない場合もあります。そんな時は、テイクアウトで外で食べます。(食べ歩き)又は、ホテルに持ち帰って部屋で食べる。(ワインもボトルで売ってくれます。リーズナブルなワインが多いです。赤はロッソ、白はビアンコ ホテルで開けてもらいましょう。)

フィレンツェ名物 Lampredottoランプレドット 牛もつパニーノ 

フィレンツェ名物に牛もつがあります。Trippaトリッパは牛もつのトマト煮込み, これをパンに挟んで食べるのもありますが、ランプレドットはトマト、パセリ、セロリなどを塩コショウで煮込んだもの、仕上げの味付けにはサルサソースなどが使われる( wikipedia )。それをパンに挟むのがフィレンツェ名物パニーノです。モツが苦手な人はダメですが、臭いは香草等で抑え気味です。一度是非お試しあれ!(フィレンツェのホテルで聞けばどこで食べられるか教えてくれるはず)

シーフード専門店のパニーノ Pescaria pescaria.it

シーフードのファーストフードチェーン ミラノやローマ等に店舗があります。海老、たこ、サーモン、ツナ(まぐろ)等を特製ソースでパニーノに仕立ててあります。パニーノ以外にもシーフードフリット(魚介類の揚げ物 <ここではパニーノよりも個人的にはこれが一番かな>)等があります。シーフードのパニーノは珍しいので人気があります。店の昼はかなり混んでいます。(2023年当時)昼の時間(12時前か14時以降もオープンしていたと思いますが、事前に要確認。 <店は11時から>)なら比較的空いていると思います。

イタリアのバールBAR エスプレッソとアペルティーボ(ハッピーアワー)

スターバックスミラノ Starbucks Reserve Roastery Milano

イタリアにスターバックスは2023年12月現在で20店舗しかありません。ミラノでもこの旗艦店はDUOMO大教会に近いので観光客も多く賑わっています。しかし、その他のミラノにあるスターバックスはどこも比較的空いている時が多いです。何故か? 

イタリア人がスターバックスが嫌いと言う事ではなく、習慣の違いだと思います(例外の地域はあります)。スターバックスはテーブルで席についてコーヒー等を飲みながら寛ぐスタイルです。イタリアでは、コーヒーは立ち飲みが多いのです。BAR(喫茶店)に依ってはテーブルを殆ど置いていないところもあります。朝はカプチーノと甘いパン(ブリオッシュ等)を立ち飲み立ち食い、それ以降はエスプレッソ(カフェマッキャート、DECAFE<カフェイン抜き>)です。さっと飲んで、さっと立ち去る。そんなスタイルがイタリアのBAR(喫茶店)です。

イタリアでは、生活関連品に関しては政府が価格統制をしていますが、その中にBARでのコーヒー立ち飲み代金も含まれています。それ程にイタリア人にとってのBARでの立ち飲みコーヒーは生活と密着しているわけです。

どこの街でもよくある生活密着タイプのBARです。カウンターでエスプレッソを頂きます。 タバコ、収入印紙、公共交通のチケットやチャージ、宝くじ等も買えます。小さな街だとちょっとした集会所になっています。

観光客の多い街中のBARではテーブルを用意してあります。そういったところでは席についてゆっくりとコーヒーやお好きな飲み物を頂く事が出来ます。しかし、席に着いた場合のコーヒーの値段は、政府の価格統制とは関係なくなります。つまり、高い値段を覚悟しなければなりません。(中心地を外れていれば席についても値段が同じ場合は多いです。)それでも、その景色の中でゆっくり出来る事に価値観を考えれば高くないとも思えます。(観光旅行)ただ、イタリア人向けではありませんね。

イタリア人は席についてゆっくり話をする事がないのか? 日本の様な喫茶店の利用は馴染まないと思います。しかし、仕事が終わった夕方からBARも変わります。どう変わるのか? 

Barは、朝早くからスタートして夕方には閉めるタイプと朝から夜中までやっているタイプとあります。

どちらも昼は簡単な昼食を提供しています。小さなバールだとパニーニ(イタリアのサンドイッチ)、テーブルなどあるところではプリモ(パスタ、リゾット、サラダ類)とセコンド(肉料理や魚料理)を提供しているところもあります。レストランよりも価格的にはリーズナブルなところが多くかなり混みます。

APERTIVO-ハッピーアワー

ミラノのアペルティーボ ハッピーアワーは1ドリンクにつまみがつきます。

BARのハッピーアワー(APERTIVO)と言うのがあります。大体、BARに依りますが、大体夕方の5時位から始まります。コーヒーや紅茶を飲むのではありません。アルコール類1杯に色々なおつまみがつきます。(ソフトドリンクではおつまみが付かない場合もあります。)以前は10€でしたが、近頃は12~15€と大分値上がりしています(有名ホテルの中のAPERTIVOは更に値段が高いですが、お洒落で感度がとても良いので一度トライしてください)。

それでも、場所に依っては結構良いおつまみがついています。夕飯を食べないでお腹一杯になってしまうかもしれません。夕方の6時位からぽつぽつお客さんが入りだして8時頃は大分混んでいます。ハッピーアワーは大体8時位で食べ物がなくなるところもあります。それでも、週末等は時間が遅くなるにつれてどんどんお客さんは増えて行きます。やがて、BARの中や外だけではなく通りも立ち飲みのお客で賑わいます。この手のBARは夜中まで開いています。週末は、その後、クラブへと人は流れます。

イタリアに来たなら是非一度はBARのAPERTIVO ハッピーアワーを体験してみてください。

日本の寿司と海外のSUSHIの違い

ikyu.comより 日本の最高峰の寿司ーミシュラン3星店

日本の寿司と海外(日本以外の国)の寿司とでは、その内容は全く異なります。何故か? 職人の技術差だけではありません。海外でも日本で寿司職人としてキャリアを積んで活躍されている方もいますが、根本的な大きな違いがあります。それは、水の違いもありますが、最も違う点はネタの質と種類にあります。日本に近いところ、例えば、アジアやハワイ辺りだと朝一で日本で仕入れてそれを保冷空輸すれば当日到着すると言う事も出来ます、そして、質もある程度キープされます。それでもネタの種類等には限度があります。

日本だけが美味しい魚介類が獲れるのか?そんなわけないですよね。海外も美味しい魚介類が獲れる地域は沢山あります。質に関しては、魚介類の扱い方に大きな差があります。寿司だけではなく、日本で美味しい魚介類が食べられるのは取り扱い方が海外とは大きな差があります。

日本向けは、魚に依っては獲れたその場で締めて(活き締め、血抜きや神経締め等)その後、種類に依っては熟成させます。その他、エビ、カニは生きた状態を持続させたり、イカ、タコ、貝類なども可能な限り新鮮さを持続させる工夫がされています。遠洋に関しては瞬間冷凍の設備のある大型船。

この様に最高の鮮度や味を保つ為に様々な工夫が施されているわけです。そして、熟練の板前が市場に行ってその中から魚介類を厳選して店で提供しているわです。(魚に依っては店で更に熟成させる)スーパー等でも魚介類のバイヤーが鮮度等をチェックして仕入れを行っています。日本人はそれだけ日常的に魚の味に拘っていると言う事です。

それでは、日本以外の国ではどうでしょうか。南欧の海沿いの地域ではとても美味しい魚料理が味わえます。獲れたてをその場で調理しているところも見ることが出来ます。しかし、それ以外の地域では、日本の様にどこでも保冷配送があるわけではないので、魚は臭みが出ています。スーパー等は氷を敷いてその上に魚介類を並べて売っていますが、既に、魚体に血が回ってしまっているので臭みが出ています。その為、調理する時は、何種類ものハーブや香辛料を使って臭さを消す様にしています。欧州の都市に依っては、スーパーの中で刺身や寿司を売っています。それらのネタの多くは冷凍で専門の業者が提供していますので臭みは抑えれていますが、ネタ(魚)の種類が少ないです。

欧米の大都市では日本食ブームで寿司屋は沢山あります。他のローカルレストランと比べて価格が安い場合が多いです。ALL YOU CAN EATと言って、食べ放題もあります(夜でも30€以内で食べ放題 2023年)。店内はお洒落に飾ったところが多く地元の人達に人気なお店が多いです。日本の寿司屋と何が違うか? 大きく違う点は魚の種類です。

海外(日本の外)の握り寿司 魚の種類が極端に少ない。

サーモンとマグロしかないと言っても過言ではありません。エビ、イカ、鰻、貝、は日系の食材商社が真空パック入りの物を第三国で作って卸しています。サーモンは北欧産なのでとても美味しいです。

魚の種類が少ない事から様々な工夫が施されています。欧州では握り寿司よりも巻き寿司の方がポピュラーです。巻き寿司にして色々なソースを使う事で味のバリエーションを広げています。

https://www.iyo-experience.comより ソース等に工夫を施した海外の寿司 フュージョン寿司です。

日本の寿司とは全く別物ですが、これはこれで美味しいです。場所に依っては素晴らしく美味しいところもあります。上の写真は、ミラノのIYOと言うミシュラン星を連続で獲得しているレストランです。近頃は、海外の高級寿司店では、日本の様に”おまかせ”が流行っています。国や都市に依っても値段は様々ですが、飲み物別で300€(160円計算だと48,000円)以上はします。

つまり、魚の本来持つ本当の旨味を堪能するのは海外では無理があります。その理由は魚の取り扱いがダメだからです。その代わり、日本の寿司の既成概念に囚われない自由な発想で作られたフュージョン寿司がどんどん進化していったのだと思います。

日本に来た外国人は日本の寿司を見て、見た目はなんとシンプルなのかと驚かれるかもしれません。そして、食べて初めて魚本来の味と高い技術を持った職人が握った美味しい寿司を堪能出来るわけです。それは、日本の魚の取り扱い、そして、何十年も修行した熟練の技がそこに凝縮されているわけです。見た目だけではわかりません。これこそ、”和食”なのです。

海外で発展したフュージョン寿司も新しい進化を遂げて、実に洗練された空間で味わう事が出来るSUSHIです。

トスカーナの魅力

観て、食べて、お買い物、そして景観に癒される、3拍子以上揃った地域

トスカーナの丘陵地帯。この景色の中に立つと心が透き通る感じがします。

イタリア中部のフィレンツェを中心としたトスカーナには魅力ある街々と素晴らしい景観があります。

フィレンツェ トスカーナの州都

フィレンツェ 細かい観光案内はガイドブックをご覧ください。😊 街は小さく、端から端まで歩いても小一時間程度です(旧市街)。街の中心はDUOMO(上の写真の大教会)そこから半径1キロ圏内に見所が集まっています。街自体がユネスコの世界遺産。ルネッサンス芸術の宝庫です。中世の街並みの中にお洒落なブティック、レストラン、カフェが立ち並びます。ウフィッツイやアカデミア等の美術館の鑑賞、中世の街中を散策しながら、疲れたらカフェで一休み、夏場はジェラート(1年中ありますが)昼はフィレンツェで評判のパニーニやBARでパスタやリゾット、そして、夜はトスカーナ料理とキャンティワインに舌鼓。

何故、トスカーナがお勧めなのか? 観て、食べて、お買い物、そして景観に癒される、3拍子以上揃った地域はイタリアでも珍しいです。フィレンツェは、ルネッサンス芸術の宝庫、そして、フィレンツェの周りにも素晴らしい街が点在しています、フィレンツェからバスで移動する際にトスカーナの丘陵地帯が見れます。日程に余裕があれば、キャンティー地方まで足を延ばしてワインを堪能出来ます。

シエナ フィレンツェからバスで1時間~1時間半(直通又は経由)街の中心カンポ広場は世界一美しい広場と言われています。この広場で毎年行われるシエナのお祭り”パリオ”は有名です。鞍の無い馬で競争します。シエナの各地域の代表で争われ、凄まじい熱狂です。

サンジミニャーノ フィレンツェからバスで約1時間半(途中乗り換えありますので要注意)旅行会社で上のシエナと一緒で一日ツアーがあるのでそれに参加するのもいいとおもいます。手間と時間の節約にもなります。トスカーナはキャンティーを始め美味しい赤ワインで有名ですが、ここサンジミニャーノでは地元産の白ワインがとてもご機嫌にしてくれます。

街の外観はインスタ映えしないですね。でも、この街は強くお勧めします。他の時間を削ってでも行って下さい。街に入ったら時間に注意。街の散策に夢中になって時間が過ぎるのを忘れます。完全に時間が止まっいる感じを受けます。中世の街そのまま。

The Mall – Firenze outlet ザ・モール フィレンツェアウトレット

イタリアには北から南まで幾つものアウトレットがありますが、このThe Mallが最もハイエンドなブランドが揃っていて品揃えも良いと思います。フィレンツェから有料で送迎バスが出ています。又、現地のオプショナルツアーもあります。アウトレットの価格は日本の値段と比較するとかなり安いです。2月と7月はイタリアのアウトレットでセールがあります、アウトレットの値段から更に安くなっています。(*人気ブランドの売れ筋はアウトレットにはありません。街中の直営店が買うのが良いです。それでも日本と比べると大分安いです。)

イタリアのピザと日本のピザ 

日本のピザ 画像はピザーラより

ピザに拘りの無い人は、ピザとは↑の写真の様な物だと認識されていると思います。

個人的には”日本のピザ”は好きです。色んなトッピングがあり楽しく、そして美味しいです。

日本のピザは、ピザとは別物感覚で美味しく頂いています。イタリアにはないトッピング、明太子、海苔、カルビ、照り焼き、マヨネーズ、カレー、辺りが好きでhalf and halfなどで組み合わせも自由に楽しめます。

イタリアのピザも色々なバリエーションがありますが、規則の様なものがあり、その範囲の中でのバリエーションとなっています。和風の素材は勿論、マヨネーズやケッチャップもありません。

イタリア ナポリのピザ マルガリータ 水牛のモッツァレラチーズ

現在の形のピザはナポリ発祥と言われています。ナポリのピザの特徴は生地の端が厚めなのと、生地がモチモチしています。

ローマのピザは生地が薄めでパリパリと言った食感で食べられます。

個人的には、ナポリのピザが大好きです。でも、薄い美味しいピザも時には食べます。熱々のパリパリも美味しいです。

ミラノのピザ 薄くもなく、厚みもなく。ミラノのピザの特徴と言うわけではありませんが、これも美味しいのですが、周りが少々固めです。

ピザを食べたい時はPizzeriaへ。イタリアにはPizzeria(ピッゼリア)と言うピザ専門店がどの街にも沢山あります。ピザだけを売っているわけではなくピザ以外のパスタ等もあります。ピザを自分の店で焼いています。土の窯で焼いているところもあります。価格的にもレストランと比べてリーズナブルな店が多いのが特徴です。Pizzeriaではテイクアウトもやっているので持ち買ってホテルで食べるのもOKです。

イタリアに来られたら是非、ナポリ風ピザを挑戦してみてください。(ホテルでPizza Napoletanaが食べたいんだけどと言えば彼らのお勧めのPizzeriaを教えてくれる筈です。又はGoogle Mapで)出来れば水牛のモッツアレラチーズにて。(ナポリに行かなくてもミラノ、ローマ、フィレンツェにはナポリ風ピザのレストランは必ずあります。)

イタリア チップとサービス料

国に依ってチップが必要な国があります。アメリカのサービス業はチップが給与の一部と考えられています。アメリカのホテルやレストランではチップの催促をされた経験があります。荷物を運んでもらってチップ、部屋に案内されてチップ、タクシーを頼んでチップ、ドアをあけてもらってチップ、タクシー料金に追加のチップとチップだけでもかなりな額にになってしまいますよね。

イタリアではどうなのか? よく聞かれますが一般的にはチップは必要ありません。何か特別な事を頼んだり、ルームサービスを頼んだりと言う時にチップを少し渡す事はありますがそれ以外はありません。(連泊する際に枕銭に0.5~2€を置く事もありますね。これは全く個人の自由です。)

チップはありませんが、ホテルの宿泊者へ税金が加算されます。ホテルのグレードによって異なりますが、大体1泊で1~5€。

前置きが長くなりましたが、今回はイタリアのレストランのチップに関しての話です。基本的にイタリアのレストランではチップの支払いは必要ありません。レストランにはcopertoと言うのがあります。これは席料ですね。レストランのグレードによりますが、1~5€ 食事された料金に加算されます。大体のレストランではパン等が出されますが、それらは無料です。Copertoがあるから、それに含まれていると認識されている方もいる様ですが、それは違います。パンも何も出ないところもあります(日本食店やイタリアン以外のレストランでは何も出ないところも珍しくありません)、それでも、copertoは請求されます。copertoは各人に対して請求されます。例えば、4人でワンテーブルであれば4人分のcopertoが請求されます。何も注文しないで会話だけの為にそのメンバーにいる人もいます、そんな時はウエイターから何も注文をしないのであれば店を出て下さいと言われます。それは当たり前の事ですが、そんな道徳心と言うか店に対しての最低限のリスペクトもない人はどこでもいます、そんな人は退場するべきです。

食事料金に対してのcopertoはアメリカのチップと比べると大分小さいです。アメリカではチップは従業員の給与の一部ですが、イタリアのcopertoは店の利益の一部になります。

チップ制度のある国から来られた人が、イタリアはチップ制度がないのでサービス料的なものは支払わないで良い、だからcopertoなるものも払わない、と勘違いされている方が時々います。copetro料金はメニューに記載されています。coperto料金は絶対に支払わなければならないものです。

全てのレストランと言うわけではありませんが、一般的に昼はcopertoを取らないところが多いです。(昼でも土日は請求するところが多い)

それと、稀にあるのですが、coperto 以外にサービス料を請求するところがあります。それらはメニューに記載されている筈なので注意が必要です。観光客が多い名所周辺はその手の店が多いので事前にgoogleのクチコミ等で調べた方が無難です。観光地でも人気店はその手の事はしません。メニューに記載されていれば支払わなければなりません、逆に記載されていなければ支払わなくても良いわけです。(小さな字で記載されている場合もありますので注意。グーグルの口コミで調べた方がいいです。

観光地に多いボッタクリ レストラン

酷いところだと、サービス料と席料とcopertoを請求するところがあります。但し、これもメニューに記載されていれば後の祭りです。メニューに記載されていないのにサービス料や席料を取られた場合はクレームをするべきです。(フィレンツェで一度経験がありました。会計する各客がもめているので気が付きましたが、後の祭りです。)

日本人がローマのレストランで10万円請求されたとかニュースに出た事が何度かありましたね。それはボッタクリです。イタリアはボッタクリがあるので要注意です。大体が、観光名所にあるレストラン(料理は不味い)(呼び込みしているところは要注意)。客に高いワインを売りつける、又は、言葉がわからないのを良いことに勝手に高いワインをあけてしまい、あなたがオーダーしたから開けた等と言う。請求書には食事代(食事代はメニューに記載されているのでボッタくれません。)ワイン代(超ぼったくり)、そして、サービス料と席料を20%とか取ります。

出来れば入る前のグーグルのクチコミで調べると良いです。

元々、非常に高い席料を取るカフェやレストランも多く存在します。例えば、ベネチアのサンマルコ広場、フィレンツェの中心街で景観の良いカフェ、ローマのスペイン階段やベネチア広場周辺 その様な場所のカフェはとても高い席料を追加するので要注意です。他でカフェを飲めば5€程度で済むところを、その様な場所だとカフェ一杯で20€取られる事も珍しくありません。これはボッタクリではありません。その様な景観の中でならこの値段でも良いと考える人も少なくないのです。観光地のカフェは席について飲むと席料が掛かります、しかし、立ち飲みであれば席料は掛かりません。ウエイターは大体、席に着くように案内しますが、しっかりと断れば問題ありません。しかし、観光に疲れたら、座って飲み物を飲みたいものですよね。そんな時は腹を決めて、ま、高くても今回はいいやと思って飲めば納得出来ると思います。気持ちの問題ですよね。

海外でどんどん進化する日本食

今回は、ヨーロッパで生まれて発展した日本食レストランをご紹介します。

寿司、刺身以外での日本食店wagamama UK

1990年頃までのヨーロッパでは、日本食レストランと言えば日本人経営しかなかったと思います。(当時、筆者は英国在住)日本はバブル絶頂期の頃でした。日本料理店はどこも、高級料理店のイメージでした。お客さんの多くは日本人観光客や日本人駐在員とその家族と言ったところでした。はっきり覚えていますが、1990年ロンドンの某日本食レストランにてすき焼き定食が1万円してました。(一人用のすき焼き定食です。)牛丼は4000円。それでも当時、そのレストランを始め、他の日本食レストランも何時も日本人客で一杯でした。その後、日本経済のバブルは破裂してそれらの日本企業経営の日本食レストランの多くが撤退又は、閉鎖となりました。その後、出てきたのが日本人以外の経営に依る日本食レストランです。

WAGAMAMA FACEBOOKより
wagamama by ubereatsより

そんな中で1992年ロンドンでWAGAMAMAがオープンされました。(wagamamaは日本語でselfishと言う意味。自由気まま)香港出身者に依って創業。それまでの日本食レストランは、内装も日本一色と言うところが多かったのですが、WAGAMAMAは、洋風な作りの中に和風を感じさせるスタイリッシュな全く新しい感覚の日本食レストランでした。大ヒットで連日、日本人だけでなく、ロンドン在住のアジア系、そして欧州系のお客も来店していました。

価格帯は今でこそ安くは感じませんが、前著した様に1992年頃は、日本食=超高級=非常に高い、が当たり前でしたので、それと比較するとリーズナブルにそしてお洒落な店内で日本食を味わえると言う事で大ヒットしたんだと思います。今でこそ、日本のアニメブームで日本食はかなり浸透しており認知されているわけですが、当時は、ポピュラーではありませんでした。wagamamaの新しいコンセプトがお洒落な街、ロンドンにあっていたんだと思います。

2022年現在では、世界に150店舗以上あるそうです。英国中心でヨーロッパが多く、そして、北米と中東ドバイ辺りまである様です。料理は、ラーメン、丼物、鉄板焼き(焼きそば、焼うどんの類です。)、カレー類等とバラエティーに富んでいます。見た目は、日本食と言うよりはアジアンエスニックと言う感じです。(一般の欧米人は寿司、刺身以外の日本食を殆ど知りませんでした。)このところ英国では、カツカレーブームがありますが、豚カツではなく、チキンカツ又は野菜のフライです。宗教上の理由から豚肉を避ける人達がいるのと、欧米人は一般的には、豚の脂身は避ける傾向にあります。)、メニューの名前も日本語を多く使用しています。味は、個人の好みとなりますが、日本人にはあわないと思います。(何度か食べた事はあります。ミラノの空港内にもあります。)

日本食とは大分異なるのに何故、日本食イメージを強く出しているのか?一つには、日本食は高級感のイメージがあるからだと思います。欧州では一般的に中華やアジアンエスニックは安いところが多いです。(本格的な中華等は高級ですが)高級感があるが実際はリーズナブルな値段で日本食を味わえると言うところだったと思います。

余談になりますが、1990年初頭、良く香港へ仕事へ行きました。当時は、香港には多くの日本食レストランが既にありましたが、その中でもkowloonの三越内にあった日本食レストランは何時も人気で香港人で一杯でした。当時、海外にある日本食レストランと言えば大体が寿司、刺身が中心だったのですが、そこは、日本の洋食、トンカツ、焼きそば、カツカレー、エビフライ、ハンバーグ等と言った、所謂、日本の洋食でした。wagamamaも寿司、刺身ではなく、カツカレー、焼きそばと言ったメニューが中心です。大分昔から香港人は日本食を良く理解されていたと思います。その事が切欠で香港人のオーナーがロンドンで新しいタイプの日本食をスタートしたのか?どうかは定かではありませんが、大当たりとなりました。

temakinho.comより

次にご紹介するのは、temakinho (日本語読みで”テマキニョ” =手巻き寿司。イタリア中心に欧州で店舗展開している大人気の手巻き寿司のお店です。

temakinho-Italy ブラジリアン寿司です。ブラジルで育った寿司と言われています。日本の寿司は、修行が大変厳しく一人前の寿司職人になるまでには、長い年月を要します。素材の見立てから米の研ぎ方から勉強するわけです。しかし、ブラジリアン寿司は、その様な事を一切かっ飛ばしての巻き寿司専門(握り寿司ではありません)。短期間で覚えられる寿司です。寿司の日本と海外の一番大きな違いは魚の鮮度と種類です。海外でお寿司を食べるとわかりますが、ネタは大体決まっています。サーモン、マグロ、エビ、イカ、タコ、白身1~2点、貝類1~2点、イクラ、トビコと言ったところです。(日本人経営や高級店は日本から輸入したり、地元の日系商社からウニ、アワビ、ウナギ等の高級食材があります。)つまり、ネタの種類が少ない。欧米人が特に好んで食べるのがサーモンです。従って、オーダーはサーモンに集中するわけですので、サーモンを使った手巻き寿司のメニューが多くあります。魚の種類が少ないので野菜やチーズ等と組み合わせたり、様々なソースを使ったりと工夫して進化してきたのがブラジリアン寿司です。作り方は、酢飯の上にネタ(魚屋や野菜)を乗せてソースを塗って巻き上げて丁度良い長さに切るだけです。色鮮やか綺麗に魅せるのが重要な点です。料理経験のある人なら数か月もあればバラエティー豊かに出来ます。

(海苔は外側に出ない様に裏巻にするケースが多いです。イタリア人は、海苔が表面に出ているのを食べるのを避けます。従って、海苔は内側になって見えない様にしています。)

寿司ネタが少ないところで工夫され進化した寿司です。魚の苦手な人でもソースなどで調和されているので気になりません。ブラジリアン寿司店でなくても、この手の手巻き寿司がイタリアでは大ヒットしています。

ブラジリアン寿司を意識している店は、店内もブラジルを意識した装飾となっています。これがイタリアでは大ヒットです。このtemakinhoはローマ、ミラノ等を中心にイタリア国内で店舗展開しています。

日本でもイタリアンは、日本で変化した日本風のイタリアンが中心ですね。そして、本格的なイタリアンも都心だけではなく地方にも増えてきました。それと同じようにイタリアでも前著した日本食が中心でしたが、本格的な日本食レストランも都心に増えそして、郊外にまで出店される様になっています。

イタリアで入院と手術

昨年来、体調を崩し入院-手術をしました。本来なら2020年12月に手術する予定でしたが、コロナ禍の影響で先延ばしされ年が明けた2月28日の手術となりました。

前立腺肥大症が中等症レベルだったのですが、日常生活に支障を来たしていたのでドクターに相談して手術してもらいました。

日本でも前立腺肥大症を患っている方は非常に多く、厚生労働省の発表では480万人、50代以上の5人に一人との事です。

命にかかわる様な病気ではありませんが、排尿に支障を来たし常時悩まされる病気です。(人に依って感じ方、捉え方は異なると思います)

日本では、手術の方法も最先端の物から世界的にスタンダードな物迄あります。最先端設備のある日本の病院では、手術時の出血も少なく、術後の過程も良好で早い時期に完治する様です。

日本に帰って手術をするか?イタリアで手術をするか?大分迷いましたが、担当医のドクターが常日頃からメールにて細かいケアをしてくれ、アドバイスもあり、このドクターの手術経験数や彼が執刀医と言う事でイタリアのこの病院で手術をする事を決めました。

入院は1日半。手術は入院した当日の夕方行われ、次の日の昼に退院です。手術はTURPと言う手術で内視鏡を入れ前立腺を削ります。この手術は世界的にスタンダードな手術ですが、結構出血をします。手術は、背中に先ず麻酔を打ちます。これは痛みは少ないです。徐々に下半身が麻痺していき、全く動かなくなります。その間、約30分位だったと思います。手術を行う下半身が自身から見えない様にカーテンで体の半分を仕切られます。そして、手術が始まります。全行程で約2時間位だったと思います。手術中は麻酔が効いているので痛みは殆どありませんでした。カテーテルを入れた状態で手術終了となります。その後、点滴とカテーテルが付いたまま病室に運ばれました。その日は、その状態です。多分、途中で痛み止め等の点滴があったのだと思います。痛みは殆どありませんでした。

翌朝、”貴方は午後には退院してください”と告げられました。朝食は、ビスケットとジュースをもらいました。

問題は、カテーテルを付けたままどうやって着替えて、いつカテーテルを外してもらえるのか?(数日間との話でした)それと、どうやって家に帰るか?と言う事です。カテーテルが付いたままでは外には全く出られませんからね。(カテーテルを付けて普段の生活をされている方もいるそうです)外食どころか食料の買い出しも困難だと思いました。カテーテルを数日間付けたままにされると言うのは、手術前に聞いていたので、事前に食料等生活必需品は多めに買っておきました。しかし、実際にその場になってみると頭の中が混乱してしまいました。

丁度、昼食の時間になっていて、昼食を運んでいた看護士が”昼、食べていきなよ”と気さくなに言ってくれました。

イタリアの病院食 ニョッキのトマトソース、ハンバーグとポテト。一見不味そうですが、結構、美味しかったです。

昼食後、何とか下半身が完全に隠れる様に着替えて、電話でタクシーを呼びました。退院時にドクターから処方箋をもらっていたのですが、病院内の薬局は土曜日の午後だったので既に閉まっていました。仕方ないので、タクシーに薬局へ寄ってもらえる様に伝え、薬局で薬を買って何とか家に戻りました。

数日間で外してもらえる筈だったカテーテルは、ドクターの都合で10日間も先になってしまいました。10日間 カテーテルをつけっぱなしでの生活となりました。

当初は、排尿時は真っ赤でした。それも、あまり出ません。”これじゃ以前の方が遥かに良かった”と悲しくなりました。メールでドクターに現状を伝えました。ドクターは、”当初はそんな感じだけど日を追うごとに快方する”との事でした。実際に手術をしたわけなので後悔してもどうにもならないので、ポジティブに考える様にしました。(カテーテルをつけたままで寝るのには苦労しました)

5日経過、7日間経過、日を追うごとに排尿の赤が薄くなっていきましたが、排尿自体が少量で辟易しました。これ、結構、精神的にも辛かったです。ドクターは、一日、最低1.5リットルの水を飲むように言っていましたが、実行しても排尿が少量なので腹が張るばかりでした。

10日経過して病院でカテーテルを外してもらいました。これで漸く、おもいっきり排尿が出ると思いましたが、カテーテルを外しても排尿の量はかわりませんでした。この時はかなりショックでした。ドクターが言うのはちゃんと排尿するには、4か月は掛かるとの事でした。”そんなにかかるのかよ”って感じでしたね。

毎日、排尿の回数と量を記載しました。少しでも早く楽になれる事だけを考えていました。

一月経過して血尿はほぼ目視出来ないくらいになっていました。排尿の量も僅かですが増えていきました。

3か月が経過して、術前よりは排尿の量も多くなり、4か月目でほぼ、恐らく、通常の量が出ていて、不快感を余り感じないレベルになりました。

このブログを書いた最大の理由は、同じ様に海外でこの病気で悩んでいる方に少しでもTURPの手術と術後のの実態をお知らせしたかったからです。個人的な見解になりますが、出来れば日本の最先端医療で手術される事をお勧めします。同じTURPであっても日本だとカテーテルを外すまで入院させてもらえます。ただ、海外在住者は、日本での健康保険が適用されないのでかなり高額になってしまうでしょうね。因みに、イタリアの保険を適用してもらったので、一切お金は掛かりませんでした。

ま、必ずしも日本でやったからとて、100%上手くいくかわからないですね。大事なのは、施術経験豊富な病院であり執刀医に巡りあえることでしょうね。ただ、日本ならイタリアの様に術後は、本人任せで放置する様な事はないでしょう。

手術をやって良かったかどうか?に関しては良かったです。排尿の煩わしい問題に悩まされる事はなくなりました。生活の質が良くなりました。只、恐らくですが、カテーテルを長期間放置した後遺症の様なものはある様に感じています(2023年現在ではその感じも全くなくなりました。)。

イタリアと言う国で暮らすと色んな意味でタフにはなりますね。自分で何とかしないとならないのです。ま、これが人の生活の本来の姿なのかもしれません。

イタリアの時間  イタリア人は時間に対してルーズ?

一般的にイタリア人は時間に”ルーズ”、”いい加減”と言われています。果たしてそうでしょうか?長年イタリアで暮し、仕事をしてきた経験から言って全くその通りだと思います。”いい加減”を超えて”酷い”に思いっきりメーターが傾いている感じがあります。初対面だろうと友人だろうと、老若男女問わず時間に関してはこんな具合です。

CIRCA又は、VERSOと言うイタリア語があります。およそ、だいたい、とか言ったニュアンスで使用します。時間を約束する時にこれらを彼らは使います。つまり、時間ピッタリにと言う感覚はありません。日本人だと仕事の約束で時間を決めた場合、大体少し前に来ます。イタリア人と仕事で時間の約束をして時間前に来る事は稀です。(絶対にないとは言いませんがね)これは人同士だけではなく、電車等交通機関でも似たようなものです。中央駅で列車の時刻掲示板を見ると酷い時だと半分以上が遅れていると表示されています。イライラしているのは大体が外国人観光客です。限られた時間で移動しますからね、当然です。それを横目にイタリア人は、慣れたものです。遅れた時間を見ても”あっそっか”てな感じで動揺する様子は全くありません。

フィレンツェからミラノへ出張する際に一度大変な事がありました。家を出るのが遅れてしまい発車ギリギリの時間にフィレンツェ中央駅に到着しました。掲示板で列車番号と出発するホームの番号を確認しました。丁度、フレッチャロッサ(イタリア版新幹線)がそのホームに止まっていたので”やった間に合った”と思い急ぎ乗り込みました。乗り込んだと同時にドアが閉まり出発しました。ホット一息です。しかし、問題はここからなのです。予約した席に行ったらイタリア人のマダムが座っていました。図々しい人だなと思いましたが、この様な事はイタリアでは日常茶飯事です。マダムに”マダム、そこは私の席ですよ。この通り私のチケットを見て下さい”と言うとマダムが ”変ね、私のチケットもこの席なのよ”と言われました。えっ!まさかチケットのダブルブッキングなのか!と思いました。他の国の想定内と比べイタリアでの想定内は倍以上に許容範囲を広くしていなければパニックになります。それなりに心の準備をしていたわけですが、”まさか、列車のダブルブッキングもありか?また、やられたな、仕方ない車掌が検札に来た際に言おうと思いました。で、車掌が来たので思いっきりクレームを告げると、”あんた、この列車はナポリ行きだよ” ”えっ!” 身体が固まったのを覚えています。ふっきれて、冷静になり次の停車駅のアレッツォででミラノ行きの列車に乗りフィレンツェでフレッチャロッサに乗り換えてミラノへ何とか到着しました。(当時は、フレッチャロッサは自由席がありました。現在は全席指定になっている筈です。現在は自由席がないので、この方法が使えるかわかりません。)再び逆方向のアレッツオからフィレンツェに到着した時は何とも言えない複雑な思いになりました。間違えた原因は、乗る予定だったフィレンツェ発ミラノ行きは遅れていたのです。慌てていたのでそんな事も考えずにホーム番号だけを見て先に出発のナポリ行きに乗ってしまったわけです。当然、仕事のアポは大幅に遅れた事から全てのスケジュールが狂ってしまいました。

自業自得です。イタリアでは慌ててはいけないのです。もっと酷い事になります。

以前、イタリアの企業で人事に携わっていた時期がありました。求人を出し面接をするわけですが、10人の内に10人は(一人ずつの面接)、面接の時間に遅れてきます。10人の内に3人は来ません。場合に依っては自分で日時を変更して来ない猛者もいます。その時の事を覚えていますが、怒ると言うより”凄いな、面接でしかも自分で日時を指定しておいて来ない”、暫く、ボーとしてしまいました。採用の面接でこのありさまですからね。時間厳守と言うのはイタリアではあり得ない事だと思います。

日本で勤めていた頃、仕事の待ち合わせとなると、相当早めに行って待ち合わせ場所を確認して、その後、その周辺でブラブラして時間を潰して約束時間少し前に待ち合わせ場所に行くようにしていました。それが当たり前だと思っていました。その感覚でイタリアで仕事をすると精神的にまいってしまいます。

時間厳守と言うのは世界的な道徳だと思います。ただ、その許容範囲が国や地域に依って大分異なります。ラテン系では、30分遅れでも時間を守った事になるでしょう。60分遅れでも”車が渋滞して” ”電車が遅れて”等と言った言い訳が必ずつきます。つまり、条件つければ60分遅れでも許容範囲とされます。しかし、これが相手が公共サービスだと事情が大分異なります。次回になるか?わかりませんが、”凄まじきイタリアの公共サービス”と言うのも書きます。