
イタリアの郵便局の悪い意味での凄さは有名です。数々の伝説があります。
日本からクリスマスカードを12月上旬に送るとイタリアに到着するのは1月中旬以降になります。
村上春樹さんの本にもありましたが、以前は郵便物が紛失する事も珍しくなかったです。(2020年現在では紛失は聞かなくなりましたが、その他の問題は相変わらずあります。)日本から日本国外に出るまでは早いのです。それは、日本郵便ですからね。それこそ、2~3日で日本を出ています。イタリアに到着してからが郵便物の長い旅となります。放置されているのか?一応、追跡出来るのですがね。全くあてになりません。
イタリアに住み始めた頃、日本から荷物を送ってもらった事がありました。EMSビジネス郵便でした。英国、ドイツ等だと大体1週間位で荷物が到着します。2週間を過ぎた頃、送って頂いた友人へ連絡して”まだ、こっちに着かないけど”と言うと、友人もびっくり、”えっ!もう2週間も経過している、それならこっちの郵便局で調べてもらうよ”ってな事になり調べてもらいました。すると、発送元の郵便局の支局から2日間で日本を出ていました。そして、11日前には、イタリアの飛行場に到着していました。そこまでは、日本でも追跡出来ます。友人が、”この先の追跡は日本では出来ないらしいから、イタリアの郵便局に問い合わせて”との事でした。その当時は、イタリア郵便局の”凄まじさ”を知りませんでした。とにかく、郵便局へ聞いてみようと思い、最寄りの郵便局へ行きました。
日本だと”ちょっと郵便局へ行ってきます”つまり、郵便局の用事は、”ちょっと”で済む場合が多いですね。イタリアの場合は”ちょっと”では済みません。かなりの時間待たされる事が多いです。今でこそ、順番札を取って待てる様になりましたが、当時(20年以上前)は、順番札もなく並んで待たされました。並び方もそれは酷いもので、割り込みが当たり前の世界でした。たかが郵便局の”ちょっと”の用事なのに精神的にも肉体的にも擦り減ってしまいます。
漸く、順番が来て事の次第を尋ねると”それは、SDAの管轄だからSDAに聞いてちょうだい”との返事でした。SDAと言うのは民間の宅配業者ですが、イタリア郵便局グループとなっており、EMSビジネス郵便の宅配をやっている業者の様です。SDAの連絡先を教えてもらい、家に戻ってSDAに電話をしてみました。そしたら、”SDAは、郵便局の指示にて宅配しているので、本件に関しては郵便局へ聞いてください。”との事でした。つまり、両方ともに調べる事もせずに、たらい回しですね。この辺りで既に20日間位経過していました。
前回は家の近くの小さな支局だったので、今度は、フィレンツェ中心にある大きな郵便局(本局?)へ行ってみました。前回以上に凄まじく大混雑していました。かなりの時間、ひたすら並んでやっと順番にこぎ着けました。前回と同じ質問をしたところ、同じ様な返事が返ってきました。(SDAに聞いてくれ)ここで諦めたら、”イタリア式果てしないたらい回し”になるのは目に見えていたので必死に食い下がりました。そうしたら、”ちょっと待ってなさい”と言われ電話で”ミラノの国際局へ電話を入れてみ”るとの事でした。当時は、未だ、ネットが普及していませんでしたし、パソコンもWINDOWS95が発売されたばかりの頃でした。調べたところ、大分前にミラノの国際局を出発してフィレンツェの集荷所に到着しているとの事でした。その理由を問いただすと、当然の様に、”わからない”でした。とにかく、急いで、配達してもらう様に指示してもらいました。この後、1週間経過しても到着しないので、再び、この本局へ行きました。前回とは担当者が違いましたが、くいさがって調べてもらいました。フィレンツェの集荷所へ直接目の前で連絡入れてもらいました。結局、家に荷物が到着したのは、友人が日本の郵便局へ出してから45日経過していました。(EMSビジネス便です。)
昔とは違い昨今では流石に、書留やEMS郵便で不在の場合、不在票をポストに入れてあります。
日本から重要な書類をEMSで送ってもらったのですが、1週間、10日、経過しても到着しません。で、ミラノの勤務先近くの郵便局へ聞きに行きました。(オンラインで追跡出来ますが、その時点ではミラノの支局を発送となっており、そこから1週間以上経過していました。電話での問い合わせは、何時も話中です。)昔と違い、番号札を取って順番を待つシステムになっています。改良されたのはその部分だけです。局員の態度が酷いのは全くかわりません。”こちらが何か悪い事でもしたの?”って聞きたいくらいの気持ちにさせます。窓口に客がいないのに携帯をいじっていたり、他の局員と私語をずーと続けていたりしています。その支局は比較的大きく50人位は余裕で入れる広さです。窓口も14個ありますが、実際に稼働しているのは3つだけでした。(こんなのが普通です。何故、他の窓口に人がいないのか?誰に聞いてもわかりません。)(これは2018年の話です。)
で、事の経緯と送り状を見せました。そこでPC画面を操作して調べていました。結果、その場では直ぐにはわからない、との返事でした。で、”どの位の日数が掛かるの”って聞いたところ” ”2~3日にはわかるから、メールで返事をするからメールのアドレスを書いて”と言われ、メールアドレスを記載してその場をさりました。(紛失したのかと心配になりました)
3日後にメールではなく、手紙が郵便局から来ていました。そこに記載された内容は、”調査した結果、配達員が不在票を置き忘れて配達物を持ち帰り、そのまま放置していました。そして、既に、日本向けに返送されました” ”配達員が不在票を置き忘れた事が事実として判明しており、貴方は、この件に関して訴える事が出来ます”との予想もつかいない、凄まじい内容でした。
日本から送ってもらったのは、書類でした。訴えたところで慰謝料請求?して、とてつもなく長い期間の訴訟になる事はイタリアですから容易に想像がつきます。また、郵便局へ文句を言いに行ってもどうせ”私は知りません”となる事もわかっています。とにかく、返送されてしまったので、送り主へ連絡し普通郵便で送る様に頼みました。日本-イタリア間を一往復半して漸く手許に書類が届いたのは2月経過した後でした。
郵便局、警察にしても責任箇所と言うか誰も責任感なんて感じません。クレームを言っても無駄です。無駄と言う言葉は使いたくないのですが、これは本当に無駄です。だから、問題が発生してどう対処するか?を自身で考えて行動しないと解決しないどころか悪い結果になってしまう事さえあります。
ここで記載した郵便局での事件は大きな氷山の一角に過ぎません。イタリア人でさえ、郵便局には辟易しています。留学でイタリアに来る方は、郵便局は避けては通れませんね。滞在許可書申請時に利用します。怖がる事はありません。漏れなく書類を記載し必要書類や写真を添付して提出するだけです。

↑の写真は、10月中旬でロックダウンが緩和している時のものです。郵便局へ入るには長い列を並ばないとなりません。ロックダウン中であれば、薬局やスーパー等、店内が一杯になる場合は、外に並ぶ様になっていますが、ロックダウンが緩和された状況ではどこの店も入口での消毒と他人との1.5mの距離を開ければ店内に入れます。しかし、郵便局は、ロックダウンが緩和されても中に入るのは数人に規制しています。ロックダウン緩和状態でこの様になっているのは郵便局だけです。中の様子が見えない様にブラインドも閉めています。(コロナ感染前は外から中が見える様になっていました)家の近くの2軒の郵便局の両方共にこの様な状態です。大きな支局ではありませんが、両方共に20人位は余裕で入れます。中に入ると、10席以上の椅子があり、一席置きに”座らないでください”印がしてあります。しかし、実際には、局の中へ入れるのは窓口+2~3名なので(計6名程度)、座って待つほどではありません。つまり、本当は中で窓口+20名が待てるのに、外に並ばせているわけですね。中は20人入っても密にはなりません。窓口は10個あっても、開いているのは2~3個です。
イタリアの郵便局は改革するとかで大分以前にテレビでやっていました。コマーシャルを大々的にしたりロゴに色を変えました。しかし、何も変わっていませんね。









































