イタリアの物価

イタリアの歯医者 イタリアは治療費がとんでもなく高いので要注意

(写真はdentalproより)

イタリアの歯医者は、個人医や歯科医チェーンがあります。上の写真の様に大手チェーンはお洒落な感じの内装です。

治療する前に問診を行いスケジュールを作ったりします。スケジュールは、ほぼ一方的に決められてしまう感じです。治療を始めていくと、どんどんスケジュールから遠回りされる事が普通にあります。治療して欲しい歯は後回しにされ、違う歯を治療して、最後に治療して欲しい歯を治療したりします。イタリアは、歯医者の治療費がとんでもなく高くなります。イタリアで虫歯1本の治療(3度の治療で削って詰め物だけ。麻酔あり)に10万円掛かったと言われても驚きません。日本で同じ様な事を実費でやった事がありますが、3回の治療で2万円以下でした。

多くの人は知り合いの紹介等で歯医者へ行きます。それでも高価ですが、紹介が無い歯医者に行くと、とんでもない金額を請求された話も聞いた事があります。それなら、ちゃんとした請求をする歯科医へ行けば良いと思いますが、そんなところはないのです、どこも、イタリアの歯医者は大変高価、その中でも知り合いなら、多少融通を効かせてくれる程度です。

健康保険も適用される事になっていますが、保険適用だと数か月先の予約、実態としてはどこの歯科医も保険治療を受けないのです。

バカンスを兼ねてクロアチアやリトアニア辺りに歯の治療に行った話なども聞いた事があります。その辺りは、日本よりも安く、技術的にも悪くないそうです。

日本人の人は可能な限り、日本で歯の治療を済ませる事を強くお勧めします。例え、保険が無くて実費でもイタリアで歯の治療をするよりも遥かに日本の実費の方が安いです。

イタリアの物価ー2

イタリアの物価ー爆上げが続いています。大幅な物価高に対して賃金上昇は追いつかず。

*物価や為替は変動が激しいのでご注意下さい。(記事は2023年春)

COVID-19以前と比較して公共料金の値上げはイタリアでは2倍とか当たり前になっています。その他でも、なんで?って思えるものが大幅に値上がりしています。 ”イタリア式 ボッタクリ便乗値上”げです。

イタリアで暮らし始めたのは1996年の12月から当時はフィレンツェに住んでいました。イタリア リラの時代(ヨーロ統合前)バスは90分乗り降り自由で何と約50円でした。2016年の9月からミラノで暮らし始めました。地下鉄の切符は1ユーロでした。そして、一日券が3ユーロでした。ミラノの公共交通は、地下鉄、トラム、バスがあります。チケットは共通で使用出来て更に60分以内であれば乗り降り自由と言う非常に優れものでした。

2023年の春(頻繁に料金が変更されますので注意)においては、交通機関共通でが利用出来て60分から90以内乗り降り自由へと時間延長ですが、更なる値上げに。(料金や時間の変更は頻繁なので購入時に要確認。時間切れで乗車していると検札が来た際に罰金となります。)

1.1回券 2.2ユーロ (90分利用可能)

2.一日券 7.6ユーロ

3.3日券 13ユーロ

酷い値上がり幅です。

例えば、東京の地下鉄初乗りが150円だとして、5年後に一気に300円になった感じだとどう思いますかね?(東京と大阪の地下鉄料金は世界最高水準に高いです。しかし、一気に上がったと言うより元々高かったんですよね。)勿論、ミラノの公共交通も一気に上がったわけではありません、例えば一日券、3ユーロから4ユーロ、そして5ユーロ、7ユーロで7.6ユーロ(少し誤差があるかもしれませんが)、僅か5年の間にこんなに頻繁に値上げしたわけです。

イタリアは、日本と異なり、一般的には職場からの交通費の支給はありません、自腹になります。

定期券は2016年では35ユーロだったのが、2023年では39ユーロです。(26歳以下はもっと安いです)こちらはそれ程値上げされていません。普通にチケットを購入する人は観光客なので観光客をターゲットにした値上げ大きいですね。それと、定期券を他のチケットの様に倍以上の値上げをしたら凄まじいストライキの嵐となりますからね。それにしても凄い値上げで、出張で日本から来た人達はこの値上げ率に驚いています。

レストランもかなり値上げされています。

ミラノのレストランの値上げ

先日、南フランスのニースに1週間程居たのですが、ニースの方がミラノよりもコストパフォーマンスが良かったです。宿泊は、アパートを1週間程借りたのですが、ニースの方がミラノより安いですね。ニースの方が労働者の賃金は遥かに高いですが、宿泊代、外食費もコストパフォーマンスは良いです。

ミラノの外食代の高騰は酷いと感じています。マルガリータのピザ(水牛のモッツアレラとフレッシュトマト)15€、ミネラルウオーター 3€、席料 2€で合計20€でした。COIVD-19前と比較して2~3割も上がっていると思います。日本円で3000円(2023年のレート)近いです。ミラノのレストランで席について食事するのに一番安いレベルでこの金額です。

こちらは牛のすね肉 オッソブーコです。ポテトのローストを別に注文して40€、これにミネラルウオーターと席料で45€です。日本円で6500円位ですね。

これにプリモピアットとデザート付けたら、10,000万円にはなります。因みに、このレストランは高級ではなく、中級以下のレベルです。テーブルクロスもなく、紙のランチョンマットです。このレベルのレストランで夜は平均で10,000円以上と言う事になります。日本円が安くなった?だけではありません。現在の為替レベル(2023年3月)よりも円安ユーロ高になっていた時期は沢山ありましたが、ここまで値段が上がった一番の原因は、各レストランが大幅のに値上げしたからです。ホテルや宿泊所もそうですね。 しかし、労働者の賃金上昇率が僅かなのにこんなに値上げしてしまって、需要が続くのか心配です。

イタリア チップとサービス料

国に依ってチップが必要な国があります。アメリカのサービス業はチップが給与の一部と考えられています。アメリカのホテルやレストランではチップの催促をされた経験があります。荷物を運んでもらってチップ、部屋に案内されてチップ、タクシーを頼んでチップ、ドアをあけてもらってチップ、タクシー料金に追加のチップとチップだけでもかなりな額にになってしまいますよね。

イタリアではどうなのか? よく聞かれますが一般的にはチップは必要ありません。何か特別な事を頼んだり、ルームサービスを頼んだりと言う時にチップを少し渡す事はありますがそれ以外はありません。(連泊する際に枕銭に0.5~2€を置く事もありますね。これは全く個人の自由です。)

チップはありませんが、ホテルの宿泊者へ税金が加算されます。ホテルのグレードによって異なりますが、大体1泊で1~5€。

前置きが長くなりましたが、今回はイタリアのレストランのチップに関しての話です。基本的にイタリアのレストランではチップの支払いは必要ありません。レストランにはcopertoと言うのがあります。これは席料ですね。レストランのグレードによりますが、1~5€ 食事された料金に加算されます。大体のレストランではパン等が出されますが、それらは無料です。Copertoがあるから、それに含まれていると認識されている方もいる様ですが、それは違います。パンも何も出ないところもあります(日本食店やイタリアン以外のレストランでは何も出ないところも珍しくありません)、それでも、copertoは請求されます。copertoは各人に対して請求されます。例えば、4人でワンテーブルであれば4人分のcopertoが請求されます。何も注文しないで会話だけの為にそのメンバーにいる人もいます、そんな時はウエイターから何も注文をしないのであれば店を出て下さいと言われます。それは当たり前の事ですが、そんな道徳心と言うか店に対しての最低限のリスペクトもない人はどこでもいます、そんな人は退場するべきです。

食事料金に対してのcopertoはアメリカのチップと比べると大分小さいです。アメリカではチップは従業員の給与の一部ですが、イタリアのcopertoは店の利益の一部になります。

チップ制度のある国から来られた人が、イタリアはチップ制度がないのでサービス料的なものは支払わないで良い、だからcopertoなるものも払わない、と勘違いされている方が時々います。copetro料金はメニューに記載されています。coperto料金は絶対に支払わなければならないものです。

全てのレストランと言うわけではありませんが、一般的に昼はcopertoを取らないところが多いです。(昼でも土日は請求するところが多い)

それと、稀にあるのですが、coperto 以外にサービス料を請求するところがあります。それらはメニューに記載されている筈なので注意が必要です。観光客が多い名所周辺はその手の店が多いので事前にgoogleのクチコミ等で調べた方が無難です。観光地でも人気店はその手の事はしません。メニューに記載されていれば支払わなければなりません、逆に記載されていなければ支払わなくても良いわけです。(小さな字で記載されている場合もありますので注意。グーグルの口コミで調べた方がいいです。

観光地に多いボッタクリ レストラン

酷いところだと、サービス料と席料とcopertoを請求するところがあります。但し、これもメニューに記載されていれば後の祭りです。メニューに記載されていないのにサービス料や席料を取られた場合はクレームをするべきです。(フィレンツェで一度経験がありました。会計する各客がもめているので気が付きましたが、後の祭りです。)

日本人がローマのレストランで10万円請求されたとかニュースに出た事が何度かありましたね。それはボッタクリです。イタリアはボッタクリがあるので要注意です。大体が、観光名所にあるレストラン(料理は不味い)(呼び込みしているところは要注意)。客に高いワインを売りつける、又は、言葉がわからないのを良いことに勝手に高いワインをあけてしまい、あなたがオーダーしたから開けた等と言う。請求書には食事代(食事代はメニューに記載されているのでボッタくれません。)ワイン代(超ぼったくり)、そして、サービス料と席料を20%とか取ります。

出来れば入る前のグーグルのクチコミで調べると良いです。

元々、非常に高い席料を取るカフェやレストランも多く存在します。例えば、ベネチアのサンマルコ広場、フィレンツェの中心街で景観の良いカフェ、ローマのスペイン階段やベネチア広場周辺 その様な場所のカフェはとても高い席料を追加するので要注意です。他でカフェを飲めば5€程度で済むところを、その様な場所だとカフェ一杯で20€取られる事も珍しくありません。これはボッタクリではありません。その様な景観の中でならこの値段でも良いと考える人も少なくないのです。観光地のカフェは席について飲むと席料が掛かります、しかし、立ち飲みであれば席料は掛かりません。ウエイターは大体、席に着くように案内しますが、しっかりと断れば問題ありません。しかし、観光に疲れたら、座って飲み物を飲みたいものですよね。そんな時は腹を決めて、ま、高くても今回はいいやと思って飲めば納得出来ると思います。気持ちの問題ですよね。

イタリアの物価は?

記載された円貨は、2020年の為替と物価です。為替も物価も変動します。

1990年頃のイタリアの通貨はリラでした。本当に物価が安かったです。バスもコーヒー(エスプレッソ)も60円。外食しても2000円もあれば、パスタにお肉。(因みに、その頃のスペインは更に安かったです)列車もフィレンツェーミラノ間は特急で3000円位。紳士用の革靴(底も革使用)で10,000万円も出せばグレードの高い物が買えました。物価はどんどん値上がりして、通貨EUROになって一気に跳ね上がってしまいました。特に家賃の値上がりが生活しているものにとって大きな問題です。

2020年現在では、平均的なレストラン(高級店ではありません)での食事は、前菜、パスタ、肉(又は魚)とやると、40EURO(約5,000円)はします。家賃は、ミラノ中心から外れたところでも1,000EURO(1DK)はします(家賃の他に共益費があります。この広さで100~300EURO取られます。)。中心に近いと3,000以上は当たり前のレベルです。

ドイツのベルリンの友人が言うには、ベルリンだとその広さなら600EURO位からあるとの事です。(ドイツでも都市によって大分家賃は違うとの事)光熱費も高いです。東京と比べて安いと感じるのは、食品と交通費くらいかな?イタリア人の給与はそんなに良いのか?そんな事はありませんね。税金や保険が凄く高いので手取りの平均は1000~2000位です。(125,000円~250,000円。業種やポジションに依って違います。高給取りもいるし、もっと低い人もいます。この数字は一番多い割合)そんなんで、どうやって暮らしていくのか?まわりのイタリア人は、アパートで暮し、車や原付までもっています。(ガソリン代は日本より高いです。しかし、高速代は無料に近いレベル)携帯も新しいのを毎年の様に買い替えてるし、夏はバカンスで2~3週間旅行へ行きます。その給与でどうやってるの?って感じですよね。

アパートは、カップルであったり友人とシェアしている場合が多いです。貯蓄率は低いです。昔の江戸っ子(宵越しの金はもたない)ではありませんが稼いだお金は使う主義ですね。考えてみると当たり前なのかもしれませんね。何の為に働くか?生活をエンジョイするためですね。でも、このご時世、将来の為とか老後の不安がありますからね。イタリア人の様にお気楽に考えて暮らせるといいのでしょうが、中々、そこは簡単に割り切れるものでもありませんね。

イタリアでも都市に依って物価に大きな差があります。ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベネチアの四都市は、群を抜いて高いです。ミラノは、地下鉄が数本ありますから、多少、街の中心から外れていても不便ではありません。中心から離れていれば家賃も下がります。フィレンツェは、バスとトラムがありますが、バスは夜間遅くなると極端に本数が減る又はなくなるので不便です。しかし、街が小さいので自転車が便利です。(盗難が多いです。鍵は大き目のものを鉄柱等にくくりつけましょう。)

イタリアでの暮しは、余計な出費が少ないと思います。(平均的なイタリア人に関してです。)イタリアにはコンビニがないんですよね。(近頃は、24時間営業の小さなカルフールが出来ましたが。スーパーの小型版です。)あれば便利なのですがね。でも、仕事が終わってコンビニ、駅で降りてコンビニって感じで毎日の事なので結構な散財になりますよね。(日本を離れて生活してみて気が付いた事の一つですが)外食も高いので家で自炊すると大分安くなります。仕事が終わって飲みに行くと言うのはイタリアでも多いです。

ハッピーアワーと言うのがあります。大体夕方位から20時位までです。(イタリアの夕飯は21時頃が多いです。)ハッピーアワーの時間帯は、おつまみセットって感じでアルコールドリンクに色んなつまみがつきます。ミラノでも地域に依って値段は様々ですが、大体10EURO前後が多いと思います。(高級ホテルでもやっていますが、高いです。質はよいです。)つまみと言っても場所によってはかなりボリュームがあり、それだけでお腹いっぱいになってしまいそうです。(夕飯の必要なし)イタリア人は、普段はあまりお金を使わないで、たまの週末やバカンスに充てると言う感じが多いと思います。

追記 ↑を書いたのは2020年です。現在、2022年12月 コロナ禍の反動で物価は高騰しています。どこの国でもそうですが、物価を調べるには出来る限り最新の情報を入手してください。