
イタリアにはTV局がいくつもありますが、大きいのは2つ。一つは、イタリアの元首相ベルスコーニ氏が率いるMEDIASETで幾つかの民放チャンネルを統合しています。そして、公共放送のRAI、こちらは日本のNHKにあたります。
公共放送のRAI。日本ではNHKの視聴料が問題になっていますが、イタリアの公共放送のRAIも視聴料があります。NHKは、年間14,000円前後ですね。(地上波のみ)イタリアの公共放送RAIの年間視聴料は、約12,000円。若干、NHKよりも安いですが、実は、コマーシャルを民間並みにガンガン入れています。視聴料を皆から徴収して更にコマーシャルをガンガンいれて儲けています。”公共放送が?” コマーシャル収益を取ってその上で”何故視聴料も徴収するのか?”わかりませんね。しかし、税金ですので払わなければ罰則があります。
このRAI放送の視聴料、以前は、自己申請にての支払いでした。RAIから請求書が送られてきて支払う形です。テレビの無い人は支払わなくていいわけです。実際のところはテレビがあっても支払わない人が多かった様です。イタリア人の知人からの話で本当にテレビがないかどうか家に見に来る事があると言っていました。(真相は定かではありませんが)
いつからだったか?視聴料の請求書が来なくなりました。”コマーシャルをガンガンやっているから、その儲けだけで運営出来る様になったのかな?”なんて勝手に思っていました。しかし、その考えが非常に甘かったと言う事がわかりましたってか、五年以上経過した今頃、なんですが。
ある日、電気料金の請求書が来て、それをよく見るとなんと、RAI公共放送料金もそこに記載されていました。”えっ、これって”。当局は、RAI公共放送料金の未払い者が多い事から電気料金の請求書と一緒に支払わせる方法にしたわけです。電気供給会社(関東で言えば東京電力や代理店)が皆から徴収してRAIへ支払う形にしたわけです。電気代は、当然支払わなければ督促状が来て、最終的には電気を遮断されます。従って、RAI公共放送料金も一緒に支払わなければなりません。年に二度ほど?”テレビがないので支払いません”と言う自己申告をRAIへ通達出来る様です。何故、二度なのか?わかりませんが、指定の期日があって、それより遅れると自動的にテレビがあるものと判断され次回の申告時までの6か月分は支払分ければならない様です。
しかし、コマーシャルをガンガンいれて放送して、更に、電気料金に視聴料を加算させると言うしたたかなやり方には開いた口が塞がりませんね。国からの交付金が日本の様にないのかも知れませんが?(多分、少なからず予算はなんかしらの形で出ているものと思います。)それにしてもやり方が酷いです。
日本のNHK視聴料の支払い率は75%だそうです。日本の徴収の仕方から言って、この率は非常に高いと個人的には思います。以前のイタリア(自己申請)だったらかなり低かったのではないでしょうか? 大分以前になりますが、イタリアでまわりの知人、友人に聞いてもRAI料金を払っている人は極めて少なかったです。そう言う事からも”絶対に支払わなければならない”システムにしたのだと思いますが、それなら”コマーシャルやめろよ”って思います。
まったくもって、本当にイタリア的です。









































